内容説明
天才剣豪宮本武蔵が書き遺した『五輪書』は、剣法の奥義を語りながら、人生を生きる姿勢が指摘された実践哲学の書である。激変する社会にあって、仕事や人生のピンチをしのぎ、失地を回復して勝機をつかむにはどうすればよいのか。独自の哲学を打ち立てた剣豪の名言、ビジネスや人間関係、生き方のヒントがここにある。
目次
第1章 負けないために何をするのか(努力をせずに負けていいのか;「負けない」と決めれば道は開ける ほか)
第2章 相手とどう向きあうか(自分が苦しいときは相手も苦しい;道理を知れば勝てる ほか)
第3章 臨機応変にどう対処するか(頭を柔らかくすれば変化が見える;好奇心を働かせるとうまくいく ほか)
第4章 失敗をどう成功に変えるか(平常心を持てば的確な判断ができる;リスクを恐れて成功はない ほか)
第5章 自分と他人を比べていいのか(他人と比較して自分を評価するな;知恵は使うほど湧いてくる ほか)
著者等紹介
中江克己[ナカエカツミ]
1935年北海道函館生まれ。思潮社、河出書房などの編集者を経て、現在ノンフィクション作家。人間を軸に、歴史、工芸、ビジネスなど、ジャンルにとらわれず、幅広い執筆活動を続けている。特に歴史分野に造詣が深い
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shoichi Kambe
0
*好きなことに磨きをかけよ→武蔵は絵を描き、彫刻を彫り、すぐれた書をものにし…。ブリヂストン石橋正二郎 *先んずれば人を制す→「相手と向かうとき、事前に相手がどのような行動に出るか、気配を察知しなければならない…」シャープ早川徳次 *有利な環境づくりをせよ。→巌流島。常に太陽を背に。トヨタ豊田喜一郎 *同じことを三度やらない→「意表をつく心」。グリコ江崎利一 *リスクを恐れてない→「それまでの考えを捨て、新しくはじめる気持ちで拍子に乗り、勝ちをさぐるべきだ」。オムロン立石一真2022/08/06