内容説明
本書は、精神分析・精神分析的心理療法に関する、日本では他に類を見ないユニークな書です。臨床実践のために最低限理解しておかなければいけないことや、マスターしておく必要のあることを、「本当に大切なこと」として厳選し、実際のセッションの様子をもとに、理論と臨床を結びつけて、平易なことばで、わかりやすく解説しています。心理臨床の仕事に従事する多くの人たちに大いに役立つ1冊です。
目次
1 精神分析家、私の聴き方
2 複数の視点による精神分析的診断
3 無意識の精神発達過程を生き直す
4 自己感の修復を優先させる
5 抵抗の認識と分析
6 転移の理解と扱い方
7 転移の中の新しい情緒体験
8 逆転移の臨床的利用
9 精神分析治療で本当に大切なこと―K子の症例
付章 ポスト・フロイト派精神分析について
著者等紹介
青木滋昌[アオキシゲマサ]
臨床心理学博士。ポスト・フロイト派精神分析家。NPAP精神分析研究所(ニューヨーク)メンバー・訓練分析家。名古屋精神分析研究所所長。名古屋精神分析協会会長。臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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