わたしらしさの発見
怒りのダンス―人間関係のパターンを変えるには

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784414325232
  • NDC分類 141.6
  • Cコード C0311

内容説明

女性が怒りを表わすことは長い間タブーとされてきた。怒りを抑えて淑女となるか、あからさまに表わして嫌われ疎外されるか、両極端の反応をしがちだった。怒りは、私たちの傷ついた心や空洞、また何かが間違っていることを伝えるメッセージである。従って、怒りを「変化」へのシグナルととらえ、従来のパターンから脱け出して、調和のとれた新しい人間関係をつくるきっかけとしてどう活用していけばよいのか、本書は有益な示唆を与えてくれる。

目次

第1章 怒りの挑戦
第2章 おきまりの方法、新しい方法、報復措置
第3章 カップルにおける循環的なダンス―怒っていても行きづまっているとき
第4章 我慢ならない母親への怒り―マギーの話
第5章 怒りをガイドとして活用すること―より明確な自己への道
第6章 世代を超えて―ケティと年老いた父親の話
第7章 誰が何に対して責任があるのか―怒りについての最も油断のならない問い
第8章 三者関係について考える―家族三角関係からの脱出
第9章 勇気をもって思い切ってやるための課題
結びに 孤立した自助努力を超えて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yzyk

3
なんでこの本をアマゾンの欲しい物リストにいれたのか覚えてない。フェミニストっぽい書かれ方に最初ちょっと引いた、とはいえせっかく買ったので読んだ。自分の怒りを感じ取ったらもうそれは正しい正しくない関係なく、自分は怒っているのだと受け止める他ない。そして何故自分が怒ったのか原因を追究するには時間が必要。自分が思っている役割を変えたくないが為に負のパターンに陥る。That's my secret, Captain: I'm always angry.2015/02/17

ひつまぶし

1
怒りに囚われず、いかにして人間関係のパターンを変えていくのかという話。フェミニズムを背景として、女性が理性的判断より感情的反応を背負わされがちであるという社会構造の認識がある。原書は1985年で、ここから女性に限らず、恋愛依存から共依存といった「循環的な人間関係」をモデルとした理論の蓄積がなされていったのだろう。こうした話がケーススタディで仮説索出的に論述が展開するので、まどろっこしさはある。人間関係のパターンとして理論化はできても、そこから抜け出す方策は個別的にしか語れないという事情とかかわるのだろう。2023/03/25

椿木屋 蔦吉

1
なぜだか再び再読中・・・ アンガーマネージメントとしては古典ですが、女性の怒りについて地に足のついた本だとおもう・・。2011/09/26

cPu

1
怒りと甘えについて分析していて買ってみた本。10代のメンタルヘルスシリーズの方が簡潔でわかりやすいと思います。2009/10/27

kokeko

0
35年前に書かれたものとは!とても分かりやすい良書。2020/02/15

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