出版社内容情報
哲学者は、すぐに答えを出さない。だが、現代はそれで通用するだろうか?
コスパ、タイパが重視される時代は、次々に答えを出して解決していくことが求められる。
しかし、そこには知性がない。
答えのないような問いに多くの時間を割き、「わからない」を受け入れることで、知性は磨かれ、それが、ひいては人生を生き抜くための自分の軸となっていくことを、哲学的な視点から考察していきます。
【目次】
内容説明
悩みがどんどん小さくなる、目の前がパーッと開けていく。他人とのかかわり。仕事のやりがい。著書累計300万部超・白取春彦の哲学最新刊!AI&SNS時代を生きる人の、戦略としての思考の技術。
目次
第1章 その問題、本当に問題ですか?―問題の本質を見極めるということ(現実問題は、からみ合ってこそ、問題;問題だけを見つめていても、答えは出てこない ほか)
第2章 問題に向き合うために、何をする?―知性ある人は、すぐに答えを出さない(逃げることをせず、心をこめて協力すること;知識とは、自分の手でつかむもの ほか)
第3章 問題をどこから見るか、どこから解くか?―哲学者たちは、問題にどう答えるのか(学校では教えてくれない、問題の見方;能率・効率を上げようとする魂胆はすぐに敗れる ほか)
第4章 問題に対処できる身体をつくるには?―自分から脱皮する思考法(人が問題だと感じるものの奥にあるもの;問題の本質はどこにあるのか ほか)
著者等紹介
白取春彦[シラトリハルヒコ]
1954年青森県生まれ。ベルリン自由大学にて哲学・宗教・文学を学ぶ。哲学と宗教に関して、明快で痛快な論評に定評があり、『超訳 ニーチェの言葉』(ディスカバー・トゥエンティワン)などベストセラーも多く、著書累計300万部以上を誇る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



