内容説明
不況、賃金カット、ワーキングプア、派遣切り…資本主義の現在と未来を読み解くカギが見えてくる。
目次
第1章 30分でわかる現代思想の巨人マルクス(ところでマルクスってどんな人?;マルクスのここがすごい!1・哲学者としての横顔;マルクスのここがすごい!2・革命家、ジャーナリストとしての横顔;マルクスのここがすごい!3・経済理論家としての横顔;ところで『資本論』ってどんな本? ほか)
第2章 ざっくりわかりたい人のための『資本論』入門(そもそも商品の「値打ち」ってどうやって決まるの?;商品の値打ちはどうして「お金」で表わされるようになったの?;お金は商品と一緒に生まれる双子の兄弟?;ところで「お金」っていったい何モノ?;「お金」はどこで「資本」に変わる? ほか)
著者等紹介
木暮太一[コグレタイチ]
1977年生まれ。千葉県船橋市出身。慶應義塾大学卒業後、富士フイルム株式会社、株式会社サイバーエージェントを経て、現在は大手出版社に勤務。大学の講義のあり方への疑問から、在学中に自主制作した「気軽にはじめる経済学シリーズ」(マクロ経済学、ミクロ経済学、マルクス経済学)が、大学生協や一般書店で累計5万部を突破。現在も、時間がなくても予備知識がなくても「一読してすぐわかる」ことにこだわった、本当にわかりやすい経済学の参考書の執筆に注力している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金吾
23
資本論の内容を大変簡単に書いているため、資本論の触りをイメージすることはできました。2025/06/01
Go Extreme
1
現代思想の巨人マルクス: 哲学者 革命家・ジャーナリスト 経済理論家 唯物史観 マルクスと社会主義 『資本論』入門: 商品の「値打ち」 商品の値打ち→「お金」 「お金」っていったい何モノ? 「お金」はどこで「資本」に変わる? 資本論から08年金融危機を考える プラスαの値打ち 資本主義の生産的な労働 ピンはねの度合い 悪条件労働の社会的最底辺「家内工業」 最初の資本の出どころ 資本と国家の強力なタッグ→労働者 資本論が分厚いわけ2022/11/15
Isuke
1
BF。ざっと斜め読み。イラストもあってわかりやすい。いつかは再読します。2022/02/06
マーキス@ショスタコーヴィチP
1
本もA4サイズと大きく、図を多用していて読みやすいです。 著者の前作の「マルクスる?」は理論が多く解説されていましたが、この作品はより実社会に即した内容となっています。 また資本論の内容ばかりではなく、序盤はカール・マルクスの人物像も解説されています。 「マルクスる?」と対応して読めば、理解が深まると思います。2009/07/30
scoopio
1
資本論を読んでないからわかったのかはわからないが、この本はわかりやすかった。これだけ見事に経済を分析していたら共産主義に向かうという予言を信じたくもなるなあ。でも、納得いかないところも。資本家のピンハネをすごい問題視しているが、資本家がリスクを負った分、多少の利益を得るのは当然と思うんだが、それもだめなんだろうか?2009/09/02