出版社内容情報
歴史には表舞台を支えていた「影の組織」がいる--。
本書が注目するのは、有名なものから教科書には載らないものまで、武将や幕府、当時の市井の人々と大いに関わりのあった数々の組織。
〇「たった1つの村が戦国を変えた! 国友鍛冶衆の秘密」
〇「柳生新陰流―”江戸のCIA”ともいえる、秘められた組織としての実力」
〇「慶安の変で由井正雪一派が画策した幕府転覆計画の全貌」
その知られざる背景や顛末とは…。歴史ファンのみならず、歴史初心者が読んでも楽しめる一冊。
内容説明
その集団は、いかにして結束を保ち、時代を動かす存在となりえたのか。歴史教科書も見落としている、あの組織をめぐる真相とは―。歴史的事件の主役になった「影の組織」から、いまだに輪郭がつかめない「影の組織」まで、日本人が知らないその実像に鋭く迫る。歴史の本当の面白さに気づく本。
目次
第1章 教科書には載らない「影の組織」(日本の城郭建築の八割を担った“天下一”の石工集団「宍太衆」の謎;たった一つの村が戦国を大きく変えた!「国友鍛冶衆」の秘密 ほか)
第2章 歴史的事件の主役となった「影の組織」(慶安の変で「由井正雪一派」が画策した幕府転覆計画の全貌とは?;「赤穂浪士」を組織としてまとめあげた大石内蔵助の“統率力”の秘密 ほか)
第3章 ウラから知ると面白い「影の組織」(「防人」制度の廃止を決定づけた“疫病”の話;上皇の身辺警護が目的だった「北面武士」がやがて解体されるまで ほか)
第4章 いまだに輪郭がつかめない「影の組織」(「悪党」―その組織の水面下で交錯したそれぞれの“思惑”;「倭寇」が生まれた本当のきっかけと、その謎めく正体 ほか)