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出版社内容情報
大石静、岡田恵和、井上由美子、古澤良太、バカリズムら現役脚本家が自らの創作過程を披露する、脚本家志望のあなたに贈る入門書
内容説明
第一線で活躍する現役脚本家が明かす、ヒットドラマの創作過程。現役プロデューサーが語る、ドラマ制作における脚本家とのタッグマッチ。現役脚本家にシナリオスクールの有効な活用法を聞く。シナリオコンクールで審査する側が着目していることとは。
目次
脚本家に聞こう!(大石静;岡田惠和;井上由美子;古沢良太;バカリズム)
プロデューサーに聞こう!(訓覇圭;内山聖子)
シナリオスクールに行こう!(加藤正人)
シナリオコンクールに応募しよう(河毛俊作・西坂瑞城)
著者等紹介
ペリー荻野[ペリーオギノ]
1962年生まれ。愛知県名古屋市出身。時代劇研究家、コラムニスト。大学在学中から中部日本放送(CBC)の深夜放送のパーソナリティー兼作家を務める。東京進出後には、雑誌・新聞などを中心に執筆活動を展開。テレビ業界全般に精通し、特に時代劇には造詣が深い。平成30年日本民間放送連盟賞テレビドラマ部門審査員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おさむ
29
小説もさることながら、テレビドラマもまた「時代の映し鏡」だと思います。岡田恵和や古沢良太など、好きな脚本家のインタビューがあったので、興味深く読んだ。大石静や井上由美子など、女性脚本家のほうがエネルギッシュな印象を受けるのは、いまのドラマは「女性の時代」だからなのだろうか。ただ、4人に共通するのは、粘り強さと運をつかみとる胆力。そして、様々な利害関係者とうまくやっていける人間力。それだけに小説家以上に狭き門だということがよくわかった。最近はネットが隆盛ですが、素晴らしいドラマが出てくるのを期待しています。2019/04/05
紀梨香
6
ドラマは脚本家で選ぶ派なので、興味津々で読みました。魅力的な脚本を書く人はやはり魅力的。古沢さんのクールぶりが今どきな感じで印象的でした。2019/05/15
tetsubun1000mg
6
脚本家の存在と、有名な作家の名前は一部知ってはいたが「脚本家という仕事」は良く分かっていませんでした。 セリフを書く人ぐらいの認識でしたが、ドラマで俳優を動かしているのが「脚本」なのかと思いました。 登場する脚本家で知っているのは、大石静さんとバカリズムだけでしたが、仕事の仕方も小説とは違ってプロデューサーと一緒になって何度も書きなおしていくことが普通らしい。 制約が多いながら独自の視点から物語を組み立てていく仕事はもっと脚光を浴びて良いような気がしました。2019/05/03
sidmar arai
6
脚本家やドラマのプロデューサーに取材してまとめた本。 大石静、岡田惠和、井上由美子、古沢良太、バカリズムなど、脚本家の人選も渋いというか、堅実に積み上げていくタイプが多くて面白い。 脚本家になるには単なるマニュアル的なノウハウではなくて、活きたセリフが書けて、自分の中にあるものをちゃんと吐き出さなきゃいけない。なんとなくそうじゃないかなと思ったことをズバッと書いてくれてスッキリした。 筆者は何十年もドラマをたくさん見てきた人だから、脚本家がハッとするような突っ込んだ質問もあって、勉強になった。2019/03/08
スコットレック
4
数々の名作を書いてきた名だたる脚本家の方達だけでなく、ドラマを作るプロデューサーやシナリオを教える・審査する側の方々のインタビュー集。みなさん物語を創る事を生業とするだけあって、話が面白く引き込まれる。それぞれの職種の立場からの視点の違いも興味深かった。著者で聞き手のペリー荻野さんも、百戦錬磨の方々それぞれの個性を引き出していてすごく良かった。これから物語を創る事を仕事にするという事を目標にする人だけではなく、多くの人が楽しめる良書だと思います。2023/07/16