内容説明
あの繊細で美しい旋律は、いかにして紡ぎ出されたのか。生誕190年を迎えた“ピアノの詩人”の生涯と、名曲誕生にまつわる真実の物語。ピアノの詩人の素顔、名曲に隠されたエピソード。
目次
序章 ショパン誕生
第1章 4つのマズルカ・作品68―ワルシャワの天才
第2章 ピアノ協奏曲第2番ヘ短調・作品21―青春の日々
第3章 ノクターン第2番変ホ長調・作品9‐2―祖国との別れ
第4章 『華麗なる大円舞曲』(ワルツ第1番)変ホ長調・作品18―革命の嵐
第5章 練習曲第3番ホ長調「別れの曲」・作品10‐12―新天地パリ
第6章 ワルツ第9番変イ長調「別れのワルツ」・作品69‐1―出会いと別れの中で
第7章 スケルツォ第2番変ロ短調・作品31―ピアニストの哀しみ
第8章 24の前奏曲第15番変ニ長調「雨だれ」・作品28‐15―楽園のまぼろし
第9章 ソナタ第2番変ロ短調・作品35―愛と成功に満ちて
第10章 ポロネーズ第6番変イ長調「英雄」・作品53―死と創造の間
第11章 チェロソナタ・ト短調・作品65―愛憎劇の果て
第12章 マズルカ第51番ヘ短調・作品68‐4―旅の終焉