出版社内容情報
ポジティブな思考や感情に焦点を当てて気分を改善するウェルビーイング療法,初めての詳細な治療マニュアル。ネガティブな認知に対処する従来の認知行動療法とは異なり,ポジティブな体験に伴う思考や感情に焦点を当て,心理学的ウェルビーイングを向上するのがウェルビーイング療法である。ウェルビーイング体験を記録し続けることで気分を改善することができる。本書は,認知行動療法の技法を用いてウェルビーイング療法が開発された経緯,治療段階に沿って解説される詳細な治療マニュアル,さらには様々な疾患への適用についても詳述する。
ジョバンニ・A・ファヴァ[ジョバンニエーファヴァ]
著・文・その他
堀越 勝[ホリコシマサル]
監修
杉浦 義典[スギウラヨシノリ]
監修/翻訳
竹林 由武[タケバヤシヨシタケ]
監修/翻訳
駒沢 あさみ[コマザワアサミ]
翻訳
竹林 唯[タケバヤシユイ]
翻訳
土井 理美[ドイサトミ]
翻訳
羽鳥 健司[ハトリケンジ]
翻訳
内容説明
精神療法の新時代へ。心身医学の世界的権威による待望の書!ポジティブな体験に伴う思考や感情に焦点を当ててウェルビーイングを向上させ、うつ病・不安症、その他の様々な疾患に対するレジリエンスを高める最先端の心理療法。
目次
第1部 ウェルビーイング療法の開発経緯(背景;哲学科の学生とウェルビーイングを高める方法の研究;ウェルビーイング療法の妥当性:検証プロセス ほか)
第2部 ウェルビーイング療法(8セッションプログラム)(初期評価(初回面接)
セッション ほか)
第3部 適用例(抑うつ;気分変調;全般不安症 ほか)
著者等紹介
ファヴァ,ジョバンニ・A.[ファヴァ,ジョバンニA.] [Fava,Giovanni A.]
ボローニャ大学臨床心理学教授、米ニューヨーク州立大学バッファロー校の精神科臨床教授。薬物療法と精神療法を組み合わせた段階的なモデル、精神科医療におけるステージングの概念、心理学的ウェルビーイングを増加する新しい精神療法アプローチ、心身医学的苦痛の新たな分類方法(心身医学研究のための診断基準)等、多様な分野で画期的な研究を行っている。1992年以来、Psychotherapy and Psychosomatics(Impact factor 9.37,SCI心理学ジャーナル第4位)の編集長を務める。科学論文の著作は500編以上に及び、その総引用数は1万回以上にのぼる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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