同志社大学人文科学研究所研究叢書<br> 身体と環境をめぐる世界史―生政治からみた「幸せ」になるためのせめぎ合いとその技法

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同志社大学人文科学研究所研究叢書
身体と環境をめぐる世界史―生政治からみた「幸せ」になるためのせめぎ合いとその技法

  • 服部 伸【編】
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  • 人文書院(2021/02発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 420p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784409510872
  • NDC分類 209
  • Cコード C3022

内容説明

命の管理は国家が介入すべきものなのか?弱い立場の人間は国家から守られているのか、それとも監視され管理をゆだねコントロールされているのか?身体をめぐって個人と国家がせめぎあってきた歴史を考える。統治者や社会のなかにある集団や個人が、社会のなかの個人や集団に対して、どのようにして監視・介入・操作を行おうとしたのか、このような監視・介入・操作に対してその対象者となった人びとがどのように対応したのかを、それぞれの歴史的文脈のなかで明らかにした。

目次

1 身体と環境への介入(食権力論の射程;「風土」と医学―幕末・明治初期の「衛生」概念の検討をとおして;帝政期ドイツ社会における「移動の自由」と「安全」・「治安」―シンティ・ロマ取り締まりをめぐって;誰が人々を導くのか―世紀転換期の香港における死体遺棄問題をめぐって;科学的かつ合理的に―大正から昭和初期における食改善運動の射程と受容;二〇世紀スイスにおけるイェーニッシェの子どもの強制保護―社会福祉事業と子ども観の観点から;オーファンドラッグの出会い損ない)
2 介入に抗する人びと(下面発酵技術の普及と近代ドイツの統治、禁酒運動、民衆運動;治療薬を確保するための闘い―ホメオパシー患者団体の協会薬局と国家;退化の時代を生き抜く―世紀末ドイツ語圏のシオニストの身体言説;『ナーサリーワールド』に見る知的障害児の母親の声―戦間期~一九五〇年代のイングランド;第二次世界大戦後アメリカにおける知的障害者--家族・専門家・コミュニティ)
3 マニュアルから見える介入と抵抗の技法(近代「植民地」における人と森林の付き合い方―ハプスブルク統治下ボスニア・ヘルツェゴヴィナを例として;いかにモラルと営利を両立させるか―二〇世紀初頭ポーランドで医療倫理マニュアルを編む;戦間期イギリスにおける「健康になるためのマニュアル」―自然療法医の食と健康観;よりよく老いる―ドイツのマニュアルを読む)

著者等紹介

服部伸[ハットリオサム]
1960年生まれ。同志社大学大学院文学研究科文化史学専攻博士後期課程中途退学。博士(文化史学)。同志社大学文学部教授。専門はドイツ近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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