出版社内容情報
帝国、民族自決、ホロコースト、民族浄化、社会主義国家…世界の縮図としての東欧は激動の世紀をどう生きたか。
内容説明
帝国、国民国家、マイノリティ、民族自決、ホロコースト、民族浄化、ユダヤ人、ロマ、社会主義国家、分裂と統合、記憶、歴史…世界の縮図としての東欧は激動の世紀をどう生きたか。国民国家・帝国の躓きの石。
目次
1 国民化の暴力―マイノリティの創出と排除(「マイノリティ」を「保護」するということ―国際連盟によるシステム化と支配の構図;何も終わってはいない―東ガリツィアにおけるホロコーストの記憶をめぐって;ブルガリアの創氏改名と脱亜主義―「民族再生プロセス」再考;マイノリティとしてのチェコのコマ―非ロマとの関係をめぐって)
2 複数の故郷―越境する文化と記憶(「アメリカ」の誕生、またはもう一つの失われた故郷―ボヘミアからミネソタへ;多言語的な東欧と「ドイツ人」の文学)
3 問われる“国民の歴史”―体制の転換と記憶の転換(隣人の記憶―ポーランドにおける「過去の克服」とドイツ;ノスタルジーか自己エンパワーメントか―東ドイツにおける「オスタルギー」現象;社会主義国家の建国神話―『戦艦ポチョムキン』から『グッバイ、レーニン!』まで;中央ヨーロッパの歴史とは何か―異端派サークルにおける現代史論争;地域史とナショナル・ヒストリー―バルカン諸国共通歴史副教材の「戦略」)
著者等紹介
高橋秀寿[タカハシヒデトシ]
立命館大学文学部教授。ドイツ現代史。1988‐91年にケルン大学留学。2003‐04年にベルリン工科大学の反ユダヤ主義研究センターに所属。ドイツにおける記憶の文化に関する調査を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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