出版社内容情報
カメレオンの着ぐるみを着た女の子「ティー」と、その弟「カメレオン」が織りなす、ちょっと不思議で、とびきりやさしい日常のお話。
自由な発想で広がるティーの世界は、弟のカメレオンをやさしく包みこみ、読者の心にもあたたかな灯をともします。
どこか夢のような風景、見たことのない乗り物や道具、個性豊かなキャラクターたち。ページをめくるたびに、新しい発見と小さな幸せが待っています。
本書は「こうちゃぐもの おはなし」「おばけなんていないよ」「おんがくかい」の3つのお話で構成され、それぞれの物語の中でティーがカメレオンに世界の面白さや大切なことを教えてあげる展開になっています。
きょうだいで過ごす何気ない日々のかけがえのなさ、ふとした出来事の中にある幸せに気づかせてくれる、そんな絵本です。
子どもはもちろん、大人の心にもやさしく寄り添ってくれる一冊として、幅広い世代におすすめします。
2017年、イタリア・ボローニャで開催された「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」で、スペインの出版社 A buen paso の編集者との出会いをきっかけに生まれたこの作品。
チリの詩人との国際的なコラボレーションにより、スペイン語で制作され、1年かけて丁寧に作られました。
そして、ついに、念願の日本語版が刊行されます。
海を越えて生まれたこのやさしい物語が、いま、日本の読者の手元に届きます。どうぞ、ティーとカメレオンの世界をのぞいてみてください。
【目次】
内容説明
欧州で注目の若手絵本作家、日本デビュー作!スペインから届いた、とっておきの絵本。紅茶で動くタクシー、オバケそうじき、ティーカップのみずうみ。この絵本は、想像力を解き放つカギ。
著者等紹介
鹿島孝一郎[カシマコウイチロウ]
イラストレーター・画家・絵本作家として国内外で活動。SNSフォロワーは30万人を超える。ボローニャ国際児童図書展を機に、2019年スペインにて『Tea y Camale´on son hermanos』(ティーとカメレオン ふたりはいつだっていっしょ)を刊行し、絵本作家としてデビュー。本作は、日本語での絵本デビュー作となる
フェラーダ,マリア・ホセ[フェラーダ,マリアホセ]
1977年生まれ。チリの作家。イベロアメリカ児童文学賞、ボローニャ国際児童図書展のニューホライズン賞など、これまでに数々の文学賞を受賞
星野由美[ホシノユミ]
スペイン語圏の児童書と詩の翻訳者。絵本『パパはたいちょうさん わたしはガイドさん』(PHP研究所)で第72回産経児童出版文化賞翻訳作品賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



