内容説明
秋沢紗矢香は、夫・亮の母親の墓参りの帰りに、娘・真希と三人で甲府昇仙峡を見物した。みごとな渓谷美をたんのうしていたが、亮に連れていかれた山小屋を見たとき、幼い頃の自分の誘拐事件を思い出した。それが、後に殺人事件に巻き込まれるきっかけになるとは知らずに…。1年後、その山小屋で一人の男が殺された。さらに、東京でも殺人事件が発生した。ふたつの事件は無関係のように見えたが、じつは…。
著者等紹介
大谷羊太郎[オオタニヨウタロウ]
1931年生まれ。慶応大学在学中にプロミュージシャンになり、中退。以後20年間を芸能界で過ごす。1970年「殺意の演奏」(講談社)で江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業
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