内容説明
「ＷＴＡ」（ワールド・トラベル・エージェンシー）が企画したツアー『熊本、島原、春うらら三日間』中、男性客が、乗っていた寝台特急“はやぶさ”から失踪、長崎行きの特急“さくら”車内で手足を縛られ、絞殺死体となって発見された。「ＷＴＡ」調査室の秋月が早速調査を開始する。だが、幸いツアー客には全員アリバイが成立したものの、まったく捜査は進まない。そんななか、被害者の寝台個室前で若い女性が目撃されていることが分かり、秋月はその女性を捜すため被害者の過去を追う―そこで彼が見たものとは！？旅行会社調査員・秋月シリーズ第３弾。
著者等紹介
金久保茂樹［カナクボシゲキ］
１９４７年、東京生まれ。紀行作家、料理評論家などを経て、１９９９年『龍の道（ドラゴンレール）殺人事件』（祥伝社）で作家デビュー
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