内容説明
叔父は織田信長、母は当代随一の美女と謳われたお市の方、姉は秀吉の愛妾・淀君。あまりにも有名な血筋のなか、埋もれがちなお江与だが、彼女の人生も数奇そのものであった―。
著者等紹介
大栗丹後[オオグリタンゴ]
1928年生まれ。テレビ局プロデューサーを経て作家となる。「赤胴鈴之助」作詞家として知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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恵美
1
お江与の一生を描く。淀殿と高台院、お江与と春日局が共闘していた描き方は面白い。2021/01/21
mimikoko1515
0
読みやすくて面白かった・・・2017/04/10
ちゃちゃ丸ママ
0
大栗丹後氏のお江与(私はお江と呼ぶ方が好きなんですが)の話は以前短編集の一遍でも書かれていたこともあって読むのが楽しみでした。なぜなら、お江とおふく(後の春日局)の関係が信頼関係の元に深い絆で結ばれていたからです。ドラマや小説等では確執があったように描かれていることが多いように記憶しているだけに、とても新鮮な印象を受けました。大奥を作ったのもこの二人だったということも興味深い内容です。戦に翻弄された生涯でもありましたが、それでも、一途に真っ直ぐに前を見つめて生きていく姿には今現在でもそうあるべき姿だと2014/07/17