出版社内容情報
まがい物? 偽金? 値段が高すぎる!
その値段には裏がある―!?
人情と算盤で謎を弾く!
名手の傑作時代小説
正しい値で売らないと悪行になっちまう――
「私には物たちの声が聞こえてくるのですよ。辛く悲しい声です」物の値段を見張り、店に指導する役回りの諸色調掛(しょしきしらべがかり)同心を務める澤本神人。今日も子分の庄太と江戸の町を見まわるが、値段の裏にあるさまざまな人情や思惑がからみあい、神人を悩ませる謎と悪事が次々と待ちうけていた。同役だった父の代から未解決の贋金騒動の真相にも迫るが――。
(本書は2016年刊行『商い同心 千客万来事件帖』の新装版です)
〈目次〉
「雪花菜」
「犬走り」
「宝の山」
「鶴と亀」
「幾世餅」
「富士見餅」
「煙に巻く」
解説/細谷正充
内容説明
正しい値で売らないと悪行になっちまう―。「私には物たちの声が聞こえてくるのですよ。辛く悲しい声です」物の値段を見張り、店に指導する役回りの諸色調掛同心を務める澤本神人。今日も子分の庄太と江戸の町を見まわるが、値段の裏にあるさまざまな人情や思惑がからみあい、神人を悩ませる謎と悪事が次々と待ちうけていた。同役だった父の代から未解決の贋金騒動の真相にも迫るが―。
著者等紹介
梶よう子[カジヨウコ]
東京都生まれ。フリーランスライターのかたわら小説執筆を開始し、2005年「い草の花」で九州さが大衆文学賞大賞を受賞。08年『一朝の夢』で松本清張賞を受賞し、同作で単行本デビュー。16年『ヨイ豊』で直木賞候補、歴史時代作家クラブ賞受賞。23年『広重ぶるう』で新田次郎文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひさか
onasu
M2
定年おやじ
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