出版社内容情報
Swarmによる創発現象のシミュレーションを読者自ら体験できる!
本書は、進化計算をもとにした複雑系シミュレーションの理論とその応用を解説します。本書を通して、複雑系と創発の基礎的な考え方を学ぶとともに、その考えを読者自らが人工知能に応用できるようになることを最終的な目的としています。
また、本書では主に複雑系のシミュレーション構築ツールであるSwarmをもとにして創発の実験を実現し、そのデモプログラムを提供し、読者自ら創発現象のシミュレーションを体験できるような構成としています。
目次
第1章 学習と進化のための創発計算
第2章 創発する複雑系
第3章 待ち渋滞と認知の錯誤
第4章 協調と裏切りの創発
第5章 効用と多目的最適化
第6章 プロスペクト理論と文化の進化
著者等紹介
伊庭斉志[イバヒトシ]
工学博士。1985年東京大学理学部情報科学科卒業。1990年東京大学大学院工学系研究科情報工学専攻修士課程修了。同年電子技術総合研究所。1996~1997年スタンフォード大学客員研究員。1998年東京大学大学院工学系研究科電子情報工学専攻助教授。2004年~東京大学大学院新領域創成科学研究科基盤情報学専攻教授。2011年~東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻教授。人工知能と人工生命の研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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センケイ (線形)
3
まずは創発という軸に惹かれる。その上で、案外まだまだ知らない切り口もあり、随分楽しめた。行動経済学や確率に関する心理学、渋滞学といった周辺分野が巻き込まれつつ、自分の好きなシステム理論、さらには進化的なアルゴリズムについての数理的な理論も交えながら書かれており、満足度が高い。確かにそのすべてが詳細に書かれるわけでは無いが、こういうのはやはり自分のツボだし、早速今日から検証を始めたい手法もあった。2019/04/26
takao
2
ふむ2024/12/11
ちぃ。
2
動物は文化をもつか?幸島のサル。文法遺伝子。2022/02/02
ちぃ。
2
待ち行列やスケジューリング問題も概観する。またポアソン分布の良い解説もある。2021/10/24
ganyariya
0
独立している感じがして かなり読みづらい・・・2020/08/02