内容説明
身長約2mの栄養士・緒方直哉は、ケーキ作りの最中にキッチンで大転倒。気が付くと目の前には眼帯の武将、着物の人々、光る日本刀…戦国時代の伊達家へタイムスリップしてしまった!処刑を免れるために、自分の料理の腕で軍を強くすると宣言した直哉。栄養学の知識を駆使して、様々なレシピにチャレンジするが―食べて鍛えて、天下統一!?
著者等紹介
守屋弘太郎[モリヤコウタロウ]
東京都生まれ。アミューズメントメディア総合学院ノベルス学科卒業後、シナリオライターとして活動。『戦飯』で小説家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しんごろ
96
信長のシェフの伊達政宗バージョンといったらいいのかな(^^;)長身栄養士が伊達政宗の目の前にタイムスリップして、栄養学の知識を用いて軍を強化する話!著者はこの作品がデビュー作だそうで、シナリオライターとして活動してたのは土橋章宏さんと似てますね(^^)しかも時代小説だし…(^^;)文章も読みやすいし、面白かったです(^^)人によっては物足りなさを感じる方もいると思いますが、主人公の現代語でタメ口調での話し方、兜が鍋などちょっとユーモアのセンスも感じます。著者の次回作を読んでみたいです(^-^)2016/07/24
(*'ω' *)@k_s
59
積読本~「俺の料理で伊達軍を強くできます!」妹のウェディングケーキ作りをしていたはずの主人公は、戦国時代へタイムスリップ。身長約2mの栄養士が現代の栄養学を駆使して、独眼竜の天下取りを支えることに…~『食育学』から戦国時代の食事や暮らしぶり、“戦”と“飯”についてわかりやすく書かれていて勉強になりました。タイトルで購入。なかなか面白い1冊。くの一霞との恋バナも気になりましたが、それはまた別の話(*´艸`)2021/07/27
糜竺(びじく)
49
予想よりも面白かったです。栄養士の主人公の緒方直哉が、ひょんな事から戦国時代の伊達家へタイムスリップして、そこで栄養学の知識を駆使するというストーリーです。面白く非常にサクサクと一気に読めました。主人公の料理の腕も抜群で、その為に、有名な伊達政宗や著名な家臣団、また、兵士達の心をつかんでいく所は、非常に見所でした。人間、いつの時代の人でも、美味しい物が好きなのは変わりませんからね(笑)。また、栄養学を駆使して、兵士を強くしていく所も、非常に興味深く読めました。ぜひ、続編が出たら、続きを読んでみたいです。2016/08/29
りょうこ
36
期待してなかったのに!面白かった!(笑)なんとなく本屋さんで手にとって..伊達政宗と片倉小十郎が出てきたので..地元だけに気になって買ってしまったwこの手のタイムスリップ物は結構あるけどこれは結構良かったんじゃないかな!続きある様ならきっと読みます!2016/03/30
メルル
31
管理栄養士が戦国時代にタイムスリップ。栄養学で伊達軍を天下統一に導こう。体を作る基本知識がたくさん。これで丈夫なムキムキ筋肉兵を量産。こんなに美味しそうな料理があったら士気も上がる。砂糖菓子なんて高価であろうものも作ってしまう。直哉無しではもう戦えないかも…。2016/03/15