犯人は現場に首だけ戻る

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784408539171
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

殺人現場に犯人の生首? 

首、手、足が切断された殺人事件を
“派遣さん”こと非正規捜査官が
たった一日で解決!? 

鬼才・倉知淳が贈る
ブラックユーモア本格ミステリ!

超アクロバティックな推理に、
開いた口がふさがらない!?

フリーライターの折本光一は、浮世離れした友人の久世敬太郎とともに、一日の捜査体験でレポートを提出する「非正規雇用捜査官」に採用された。今回の事件現場は凶悪な強盗殺人事件が起きた民家。事件の十日後には犯人と思われる“生首”がなぜか家の門柱に置かれていた。〈正義の執行人〉の仕業か、愉快犯か、謎は深まるばかりだが、体験を終えた相棒の久世は、あっさりと「真相がわかった」と告げるのだった――“派遣さん”捜査コンビが、猟奇事件の謎を“のほほん”と鮮やかに解くユーモア本格ミステリ!

〈収録作品〉
犯人は現場に(首だけ)戻る ~首ヲ切ル者~
かゆいところに手が(もう一本分)届く ~腕ヲ切ル者~
悪事千里を(片方の足で)走る ~足ヲ切ル者~
幽明境を(首も手足も)異にする ~ばらばら二切ル者~


【目次】

内容説明

超アクロバティックな推理に、開いた口がふさがらない!?フリーライターの折本光一は、浮世離れした友人の久世敬太郎とともに、一日の捜査体験でレポートを提出する「非正規雇用捜査官」に採用された。今回の事件現場は凶悪な強盗殺人事件が起きた民家。事件の十日後には犯人と思われる”生首”がなぜか家の門柱に置かれていた。〈正義の執行人〉の仕業か、愉快犯か、謎は深まるばかりだが、体験を終えた相棒の久世は、あっさりと「真相がわかった」と告げるのだった―”派遣さん”捜査コンビが、猟奇事件の謎を”のほほん”と鮮やかに解くユーモア本格ミステリ!

著者等紹介

倉知淳[クラチジュン]
1962年静岡県生まれ。日本大学芸術学部演劇学科卒業。94年『日曜の夜は出たくない』でデビュー。97年『星降り山荘の殺人』で第50回日本推理作家協会賞(長編部門)候補。2001年『壺中の天国』で第1回本格ミステリ大賞を受賞。25年『死体で遊ぶな大人たち』で第78回日本推理作家協会賞(長編部門)候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

星群

94
〝そんなに嫌か、点滴が。人一人殺してまで、避けることとも思えない。〟いやぁ、とうとう警察も〝派遣さん〟を登用するようになりましたか。ツボに入ったのは〝お二人はプロの物書きさんだそうですから、せいぜい修飾語をたっぷり使って分厚いレポートを仕上げてください〟の一言。それは倉知さんの得意分野でしょ、笑。全話、体の一部が切り取られた話だったので、さすがにちょっと気分が悪くなりました、苦笑。2026/09/13

yukaring

73
首を切ったり、腕を切ったり、果てにはバラバラ死体まで…これは倉知さん版『切断された死体の問題』死体の凄惨さと探偵役の緩さのバランスが良く、力を抜いて読める4編。「官から民へ」世の中の流れには逆らえず民間人を起用することにした警察。この非正規雇用捜査官に名乗りをあげたフリーライターの折本と久世。貧乏隙無しの折本と実家が太くてどこか浮世離れした久世。2人が刑事のガイドの元、現場をめぐって関係者から話を聞く。そして聞いただけで真相を言い当てる久世が探偵の役回り。それにしても死体を切断する理由って色々あるのだな。2026/09/06

雪紫

61
切断された死体の問題。一部分を別の事件の現場に移されたり、そのまま遺体と放置したり戻したり。一体何故に?読みやすく淡々とロジカルに。犯人なんて(いや、肩書きをさらっと見破ってるけど)ついで扱い。でも「非正規雇用捜査官」だってことを見事に活かしてるの込みで心憎い(むしろ切断理由より「非正規雇用」である理由を活かしてるのが好きな部分もある)。一番の好みは左足を切断された謎を描く「悪事千里を」。2026/08/30

オーウェン

60
4話の連作集だが、共通しているのは切断死体が出てくるという事、 箇所は首から始まり手、足と続いて、最後は人体がバラバラに。 これを非正規雇用捜査官として、ライターの折本と久世が現場や聞き込みを通じて解決案を出す。 犯人が誰かという推測もあるが、肝はやはり切断する理由。 こじつけが見られる話もあるが、1話目が一番納得できた。 ラストで続編が出来そうな終わりになっているが、果たして実現するか。2026/09/16

aquamarine

59
フリーライターの折本と友人の久世が、警察の非正規雇用捜査官として採用されたのは強盗殺人が起きた民家の門柱に、犯人と思われる生首が置かれていた事件。非正規ゆえに話だけを聞くような体験から、久世はぽんっと犯人と事件の真相を導き出す。他にも腕や足、バラバラ遺体などの切断事件にも関わる彼ら。連作短編ゆえの短さなのにそれぞれの切断理由をこんなに綺麗なロジックでするっと説明されるのがすごい。実家が太い故にのほほんとした久世の雰囲気も倉知作品によく似合っていると思う。ブラックユーモアミステリを堪能。2026/09/11

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