曽呂利!―秀吉を手玉に取った男

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  • サイズ B6判/ページ数 365p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784408536699
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

豊臣秀吉や歴戦の武将たちを陰で操る謎の人物、曽呂利新左エ門。歴史小説界の若きエースが、新たな戦国ダークヒーローを描く!

内容説明

「不思議な男です。そろりそろりと気づかれないうちに人に近づき、そろりそろりと人の心の中に少しずつ入り込んでくる。そして最後には完璧に取り入っている。だからこそ、誰もあの男を気にしない。言うなれば、あの男はいつだって他人の影に隠れているのです」頓知の天才、茶の湯の達人、人たらし…。曽呂利新左衛門よ、お前はいったい何者なのだ!?

著者等紹介

谷津矢車[ヤツヤグルマ]
1986年東京都生まれ。駒澤大学文学部歴史学科考古学専攻卒。第18回歴史群像大賞優秀賞受賞。2013年『洛中洛外画狂伝 狩野永徳』(学研パブリッシング)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ナイスネイチャ

186
図書館本。口先だけで戦乱の世を渡り歩いた曽呂利新左衛門。蜂須賀小六、千利休、石川五右衛門、豊臣秀次、石田三成などの歴史史実を曽呂利が操っていたという話。まあ無理やりこじつけ部分もあるかなと思いつつ、「真実の方が嘘くさく感じるもんや」「誰もが獅子身中の虫・・」などふふんと鼻を鳴らす面白いフレーズがあり楽しめました。2016/02/17

いつでも母さん

83
曽呂利新佐衛門・・名前だけしか知らなかった人物。口先だけという己の才覚?で豊臣から徳川への変換期を生き抜いた男の話。不気味だが面白い男がいたものだと思わせてくれる作者の筆力がまた面白かった。唆され愚弄される周りが哀しいか?いや、そこには信じ込ませる『何か』があったのだ。見抜く(つけ込むか・・)曽呂利の眼力たるや現代の政治家たちも備えたいところだろう。読み手はどこまで信じて(騙されて?)読了出来るか?まぁ、信じる必要も無いのだが・・私は面白く読了した。2015/10/15

Willie the Wildcat

71
謎解きのような流れで問う権力と組織。他者の野心を、己の野心の糧(命)とするかのような世渡り。陰湿さに秘めた蟲師への望み。但し、乱世の救世主は、家康と見切った上での策謀だったのではないかと勘ぐってしまう。一方、唯一策伝のみが”捨てる”。対極故の救い。興味深いのが五右衛門。町人レベルでの混沌を狙ったようにも思えず、計算できない無欲さへの恐れかもしれない。持て余す才の使い道。鮟鱇のようにソロリと餌食を探す・・・。戦乱より太平の世のほうが、知力が要求される気がするけどなぁ。2016/03/13

九月猫

54
谷津さん初読み。曽呂利新左衛門、知らない人だ……と読み始めて。「今日は米一粒、明日は倍の二粒」あ、これ知ってる。「頭はりまに尻びっちう」知ってる知ってる。「諸侯の前で秀吉に耳打ち」知ってるっ!これだけ逸話を知ってて「知らない」と思っていたとは、印象に残らないのにそろりそろりと近づいていつの間にか人の懐に入り込んでいる曽呂利らしい(私の記憶力が怪しいだけか)。視点が各話で変わり、曽呂利の思惑がわからないまま進むのが不気味。獅子身中の虫は誰なのか。疑心暗鬼にかられた心の隙間にこの男の言葉は心地よいらしい。2015/10/31

くぅ

45
読みやすかったし面白かったし、最終的にスッキリしたのは良かったけどなぁ…こう隠謀・謀のてんこ盛りだとちょっと草臥れるというか飽きちゃうかなぁという印象。要はイソップ童話のコウモリの話に近いというか、あっちゃこっちゃにシレッといい顔をしつつ、心の内はみせない男の話。面白おかしく触れてまわり、どこまで本気か誰もわからない。わからないから皆んな途中で匙を投げて「あいつなら仕方ない、言わせておけ、ほっておけ」になる。その隙を突き意のままにする。曽呂利のような人はいつの時代にもいるんだと思うけれどね。2017/03/30

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