火炎都市

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  • サイズ B6判/ページ数 386p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784408534107
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

「全員、退避!」叫んだ時には手遅れだった。嶋田が後方へ跳躍した瞬間、一気に噴き出した熱風が、その場にいた四人の部下を吹き飛ばした。嶋田も爆風に翻弄された。オレンジ色の制服が宙に舞い、次々と床に叩きつけられる。時をおかず、白い火災が、凄まじい勢いでシャッターの裂け目から噴出してきた。炎は、床に転がった四人の隊員に襲いかかった。彼らは、身をかわす余裕もなく、一瞬にして白熱の輝きに包まれた。そして彼らは、悲鳴を上げる間もなく炎の塊と化した。愉快犯か怨恨か?連続放火の炎地獄に立ち向かう若き消防官たちの勇気と情熱。

著者等紹介

北上秋彦[キタカミアキヒコ]
1950年岩手県生まれ。広告代理店勤務の後、生損保代理店を経営する傍ら作家を志し、97年『種の終焉』でデビュー。スケールの大きい作家として今後の活躍が期待されている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雑木林太郎

5
ミステリーなのかな。消防士の現場での活躍を期待していたので、少しがっかり。新城無門はコンピュータの前にいるより、火の海の中で大活躍させてほしかった。最後はぐだぐだな展開になってきて、読み終えるのに苦労した。いまいち。2016/02/01

あきぴー@武蔵国

1
感想:★★★☆☆ 「タワーリング・インフェルノ」と「バックドラフト」を合わせたような作品です。この2作を見ていなかったり、最初からこの2作へのオマージュ的小説として読んでいれば、★★★★は堅い。 また、ゲーム感覚で放火を行う犯人が怖い。2006/03/12

Celeste

1
ハラハラドキドキ。消防士の人々はこうやって命かけてるんだよなあ,と,改めて頭が下がる。2013/01/04

若月

1
火災モノの小説は火災はもっと派手に!燃えて!爆発して!だけど皆助かって!というかなり無茶苦茶な心境になる。2012/08/08

橘未定

1
終盤はいくらか盛り上がるが、それまでがひたすらだるい。文章が冗長。2009/09/18

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