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出版社内容情報
「夢の技術」超伝導はすでに医療の現場で実用化し、昨年5万世帯への超伝導送電も実施された。日本の武器となる技術の原理と展望を解説。
【著者紹介】
テクニカルライター
内容説明
電気抵抗がゼロになる不思議な現象、超伝導。長らく「夢の技術」と思われてきたが、2012年横浜で「超伝導送電」が約5万世帯に向けて実施され、エネルギー問題解決への一歩になるなど、徐々に実用化が進んでいる。本書は超伝導の原理と、日本が世界をリードする最新技術についてやさしく解説。磁石が浮く「ピン止め効果」や高温超伝導、そして超電導リニアモーターカーのしくみや重粒子線がん治療への応用などを取り上げる。
目次
第1章 超伝導とは何だろう?
第2章 低温超伝導から高温超伝導へ
第3章 エネルギー問題解決のために~超伝導送電
第4章 リニアモーターカー、電車、自動車
第5章 医療分野では、かなり実用化がすすんでいる!
第6章 エレクトロニクス分野の進歩
著者等紹介
山路達也[ヤマジタツヤ]
1970年三重県生まれ。東京大学文学部卒。雑誌編集者を経て、フリーランスのライター/エディターとして独立。最新技術をわかりやすく解説する手法に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BIN
1
最近(2012年)の超伝導のことが書かれている。最初は超伝導の発見から低温、高温超伝導体についての科学的なところで、中盤以降は実際に使用さられつつある技術的なところがわかりやすく書かれている。MRIくらいは知っていたけど、リニア新幹線に使われることや今後の電線や鉄道の電線とか今後我々の日常に絡んできそうな気配がしてきて刺激になった。2014/10/11
ТКД
0
超伝導の用途や研究について簡潔にまとめられていた2014/08/09
zorg
0
超伝導といったら、ほぼリニア新幹線しか知らなかったけど、色々と研究開発が進んでるのがよく分かった。特にSFQ素子によるコンピュータは興味津々だけども、普及するまでには生きていないかもな。リニア新幹線もそうだけど。2013/06/11
キンタロー。
0
超伝導技術の現状と将来の可能性について述べられている。 素人向けに書かれているらしいが、それでも難しく感じたのは情けない話だ。 エネルギー分野、医療分野、エレクトロニクス分野、これからいかに技術が応用されていくのかが楽しみである。2013/04/02
tak
0
ロシアからのバイプライン代替など、技術革新は時代を変えうる。超伝導理論の概要を理解するにも良い良書。大学生で読みたかったな。2013/02/24