内容説明
刑事ドラマや警察小説のリアリティは「捜査現場」にあり!事件が起きたら警察はどういう流れで動くのか?その捜査現場を、ドラマや小説の登場人物からわかりやすく説明。捜査権こそないものの、事件を解決するためになくてはならない役職や役割も詳細に解説。
目次
第1章 事件発生!現場の刑事たちはこう動く!!(迅速に対応する110番通報の受理システム;事件解決への第一歩、初動捜査の重要性 ほか)
第2章 事件解決のカギ!捜査に協力する技官・技術者たち(各分野のエキスパートが集結する科警研;鉛筆1本で犯人を追い詰める似顔絵捜査員 ほか)
第3章 複雑化する犯罪と警察捜査の新たな局面(意外に知られていない警察庁の役割;捜査と書類整理の日々…所轄の長い1日 ほか)
第4章 世間を震撼させた重大事件に警察はどう動いたのか?(戦後最大のミステリー「三億円事件」の謎;中央本部と地方県警の対立「あさま山荘事件」 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
22
110通報は県警本部通信指令室(12頁)。不要な110をする者にも罰則が必要だ。大げさなのがいるので。問題山積:心神喪失者等医療観察法(72頁~)。この間の小学生殺害事件でも精神鑑定するようだが。警察こそ学閥(93頁)。交番のお巡りさんのノルマは職質検挙(103頁)。昨夜はパトが信号無視を張ってたが。オウム事件では後手に回った操作(184頁~)。河野さんへの冤罪は今でも許されない。裏表紙に警察のファンになる本というが、警官も悪いことして逮捕される時代。ファンにはなれない。2015/02/28
Nanami
8
事件発生から所轄、起捜出勤、捜査本部、捜査開始の流れや、捜査アイテム、科捜研、監察医、警視庁に警察庁のあれこれ、特命捜査対策室など、ざっくりとですが、警察関係のことがわかります。内容と合わせて紹介されるドラマも気になります。ミステリ書いてると、警察の動きが分からなくて、うっかり嘘書いてしまったりします。それで一気に冷めちゃう。せめて基礎でも、と何冊か読みましたが、残念ながらこれ一冊でバッチリ! とはいかないようです。ですが、参考になりました。2014/07/28
伊達酔狂
2
★★★★★2014/11/16
kt
1
10年前の本とは知らず、借りた。警察庁の内訳がわかりにくく、検索した。今は8000人余りで、警官が2300人余り、一般職が4800人位になっている。あと皇宮が900人位らしい。イラストが誰だかわからないのが結構ある。2024/07/15
RedQuesterz
1
「警察入門」の続編。前巻に引き続き、刑事ドラマを例にとった、警察組織と捜査の解説。こういうのに興味がある人なら、九割近くは知っている知識だろうが、細かいところで知らないこともあった。順序よく解説されてるので、辞書的な使い方も可能だろう。ただ、やはり10年近く前の本でもあるので、最新の知識をネットなりなんなりで、調べる必要はあるかも知れない。2024/05/13