ファシズムとロシア

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ファシズムとロシア

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  • サイズ 46判/ページ数 432p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784490210644
  • NDC分類 312.38
  • Cコード C0031

出版社内容情報

強権国家プーチン・ロシアに向けられるファシズムとの告発を冷静に分析し、クレムリン政治の実情を読み解く。

内容説明

反リベラリズムの潮流の中、プーチン・ロシアの立ち位置とヨーロッパの未来を占う。

目次

序章 ロシアとファシズムをめぐる情景
第1章 ロシアはファシズムかあるいは反リベラリズムか
第2章 ソ連時代のファシズムを検証する
第3章 プーチン下で復活した反ファシズム
第4章 記憶をめぐる戦争
第5章 プーチン体制の構造を読み解く
第6章 ロシアのファシズム―思想家たちと実践者たち
第7章 ヨーロッパ極右とロシアの蜜月
第8章 なぜロシアはファシズム国家ではないのか
終章 ロシアの記憶とヨーロッパの将来

著者等紹介

ラリュエル,マルレーヌ[ラリュエル,マルレーヌ] [Laruelle,Marlene]
フランス出身の研究者。専門は国際政治・政治思想。フランス国立東洋言語文化学院で博士号取得。現在、アメリカのジョージ・ワシントン大学ヨーロッパ・ロシア・ユーラシア研究所所長、同大学教授。研究対象はロシアおよび旧ソ連地域。特にイデオロギーとナショナリズムに詳しい。現在の研究テーマは、ロシア国内のイデオロギー情勢と国外への拡散

浜由樹子[ハマユキコ]
静岡県立大学大学院国際関係学研究科准教授。上智大学外国語学部ロシア語学科卒、津田塾大学大学院国際関係学研究科後期博士課程満期退学の後、博士(国際関係学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

39
タイトルから「ロシアはファシズム国家だ」との意味を受け取るかもしれないが、本書の内容はその真逆を説いている。つまり「ロシアはファシズム国家ではないし、プーチンは独裁者ではない」とのスタンスで貫かれているのだ。とはいえ、本書はロシア擁護をしているわけではない(本書にはこうある。「プーチンは、専門的にいえばファシストではない。人権や民主主義が切り崩され、攻撃される方法はファシズム以外にもいくつもある」)。ロシアと大統領府におけるハイブリッドな構造を丁寧に解読することで、(つづく)2022/05/11

BLACK無糖好き

19
原著は2021年刊。「反リベラリズム」のロシアに安易に「ファシズム」のレッテルを貼ることで、西側のリベラル・デモクラシー自体の弱体化も見えにくくなるというのが著者の見方。これは首肯できる。本書ではロシア国内の様々な思想や教義も解析している。特に地政学イデオローグとしてのアレクサンドル・ドゥギンについて、ロシア大統領府との直接の繋がりはないとのことだった。C.クローバーが『ユーラシアニズム』でドゥギンとプーチンが会っていたと記述してるが、著者によればその証拠はないようだ。ここはかなり刺さった。2022/06/10

かもめ通信

17
原題は“Is Russia Fascist?: Unraveling Propaganda East and West” フランス出身の国際政治・政治思想研究者で、ジョージ・ワシントン大学ヨーロッパ・ロシア・ユーラシア研究所所長、同大学の教授でもある著者によって2021年に書かれた比較的新しい本。そもそもファシズムとはなにか、という考察もさることながら、「記憶のヨーロッパ化は、法のヨーロッパ化よりもはるかに達成困難だ(p125)」とする第4章の「記憶をめぐる戦争」が心に残る。2022/04/25

Toska

15
初版印刷が2月25日!大変な時に出る巡り合わせとなった一冊だが、できるだけ多くの人に読まれてほしいと思う内容。ロシアを徒に「他者」として切り捨てることなく、現代ヨーロッパに起きている様々な変化と地続きで捉え、その一方でロシア固有の問題も鋭く分析する。非常に得るものが多い。「ファシズム」なる用語が専ら相手を殴りつける便利な道具として恣意的に用いられている、という指摘はその通りと思う。冷戦期に広まった「全体主義」概念についても同様だろう。2022/03/14

勝浩1958

8
備忘録「フィンランド、バルト諸国、ウクライナ、ポーランド、ルーマニアといった、ロシアと国境を接し、自国よりもはるかに大きな隣国との対立の長い歴史を持つ諸国にのみ、モスクワに敵意を抱く極右政党が存在している。」「2008年のグルジアとの戦争、2014年のウクライナ危機はいずれも、グルジアやウクライナを西側がその構造の中に取り込むことで、ポスト・ソ連の秩序を変えてしまおうと意図している、と解釈したものに対する、モスクワの反動と見るべきだろう。」2022/06/13

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