• ポイントキャンペーン

屋根うらの絵本かき - ちばてつや自伝

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784406061087
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

屋根うら部屋での体験が、僕の漫画家としての下地をつくった……日本を代表する漫画家ちばてつやは、どのようにして誕生したのか。その戦争体験やデビューの経緯、「あしたのジョー」をはじめとする名作の制作裏話など、画業60年の著者がイラストと文章で縦横に語る自伝集。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

美登利

74
「あしたのジョー」は有名だけれど、リアルタイムで週刊漫画誌で読むことはなかったです。アニメは観ました。初めは少女漫画雑誌の漫画を描かれていたと知りました。幼い頃の満州での生活、自分の漫画人生のきっかけを作ってくれた恩人の話等、その後漫画家として成功していく中で知り合った人たちとの善き出会いはちばてつやさんの人柄と重なりますね。4人兄弟全員が漫画に関わっていることも、満州の屋根裏部屋に繋がるのですね。個性があり、骨太なタッチの絵の生まれる背景もわかり面白かったです。あきおさんの漫画も覚えがありました。2017/01/22

Willie the Wildcat

58
時勢の齎らした必然性と、母の強さが齎らした哲学。弟子たちの前で正座して叱られる場面は、やはり笑うなぁ。加えて”電気アンマ”?!石橋氏との出会いや、トキワ荘の面々のレスキューなども、氏の作家運命の一端。氏の作品では何と言っても『おれは鉄平』。剣道少年の私にとっては参考書でもあった。”風車”や”大車輪”を、真剣に道場仲間と研究したという間抜けな思い出アリ。(笑)本著で知った氏の同作品への思い。広美・鉄平親子・・・、そうだよなぁ。チンチロリン♪2017/10/06

bura

45
再読。ちばてつや先生が入院されたと報道されて気になり図書館で借りる。満洲での幼い日々やマンガ家になった若き日の思い出など、また文星芸術大学の教授なってからのマンガ生活もあり興味深い自伝マンガである。早く元気になって「ひねもすのたり日記」を続けてほしいです。2021/11/29

つきかげ🌙

41
漫画家ちばてつやさんの自伝。満州で迎えた終戦。日本人が中国人に襲われるようになったときに父の友人徐さんはちば一家をかくまってくれた。その時の屋根うら部屋が漫画家としての原点との事。 日本に帰ってきて高校時代に貸本マンガでデビュー。その後名作を次々発表。それでも人生いろいろあるのだなと思った。お元気そうで何より。2019/04/07

ホークス

34
2016年刊。『あしたのジョー』等のちばてつや氏の自伝。一話が見開き2Pで臨場感溢れるカラー挿絵付き。6才時に満州で迎えた終戦から帰国までの緊迫感に息が詰まった。父の友人の中国人が匿ってくれた話、怖いロシア兵にも負けなかった母の話、飢えに苦しむ中で港に辿り着く話等等。帰国できなかった多くの人への思いを何度も述べる。おっとりした性格のちば氏は周囲からグズと言われたが、漫画家として遅筆で頑固な点に親しみを覚える。『プレイボール』等を描き早世した弟のあきお氏への哀悼は痛切。常に陽性であろうとする精神に心から感嘆2025/04/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11272000
  • ご注意事項

最近チェックした商品