内容説明
アメリカの核使用計画の実像とその背景を多角的に分析。過去の実例から核使用の手を抑える世論の役割を検証。日本の核出撃基地化の今日的危険を最新資料より解明。
目次
1 米ブッシュ政権の核兵器使用計画とその新しさ(ブッシュ新核戦略で浮上した核使用推進派の重要人物たち;ブッシュ政権の核使用計画はどういうものか ほか)
2 過去のアメリカの核兵器使用計画をふりかえる(米政府解禁秘密文書が証明した反核世論の役割;実際に使用が企てられた過去の実例)
3 核使用戦略に組み込まれた被爆国日本(日米核密約がつくった秘かな核持ち込みのしくみ;現在の有事核配備政策の特徴 ほか)
4 非核三原則見直し発言と世論(「非核三原則」論議の核心はどこにあるか;人びとの平和への思いを紡ぎ合わせて核使用の手を抑えよう)
著者等紹介
新原昭治[ニイハラショウジ]
1931年生まれ。国際問題研究者。非核の政府を求める会核問題調査専門委員会委員
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