内容説明
山の、この叫びが聞こえますか!山の樹木の立ち枯れの原因を現地調査報告と写真で告発。奥日光連山をはじめ、北は阿寒、南は屋久島まで全国に―調査は中国、チェコ、ドイツなど海外にも及ぶ。
目次
第1章 傷つく奥日光の山(ダケカンバの異変;自然の“叫び”に耳を ほか)
第2章 立ち枯れは日本列島各地に(奈良・大峰山系;全国立ち枯れマップ ほか)
第3章 立ち枯れ現象を科学する(北八ヶ岳・縞枯山;奥秩父の縞枯れ ほか)
第4章 海外の山にも同じ現象が!(ドイツの森は瀕死;ブナの天然更新 ほか)
感想・レビュー
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Takao
6
1997年10月30日発行(1998年1月25日、第2刷)。20年前の出版。購入時期は定かではないが、地球環境問題について集中的に調べていた頃だと思う。熱帯森林の破壊とか、オゾン層破壊とか、温暖化などと比べると、酸性雨についてはあまり詳しく知っていなかったことがよくわかった。pH4の雨が降る。奥日光を筆頭に、その実例がたくさん報告されている。当時、林野庁など行政側が、決して森林の立ち枯れを酸性雨によるものと認めなかったこともよくわかった。現在、世界の森林はどうなっているのだろうか。2017/09/04
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