内容説明
草間彌生の夢は、アーティストになること。少女のころ、彌生の目にうつる世界には、水玉がどこまでも続いていました。28歳のときにアメリカへ、その後ニューヨークにわたり、さまざまな創作、パフォーマンス活動をへて、彌生は現在、世界でもっとも人気のあるアーティストのひとりとなりました。本書は、たったひとりで世界を水玉でうめつくした女性アーティスト、草間彌生の歩んだ道のりを、MoMA(ニューヨーク近代美術館)が所蔵する代表作品などとともに紹介する、イラスト・アートブックです。
著者等紹介
スズキ,サラ[スズキ,サラ] [Suzuki,Sarah]
MoMAニューヨーク近代美術館のドローイング・絵画部のキュレーター
ワインスタイン,エレン[ワインスタイン,エレン] [Weinstein,Ellen]
ニューヨークを拠点に活躍するイラストレーター。数々の受賞歴があり、『ニューヨーク・タイムズ』『ワシントン・ポスト』『アトランティック』をはじめとする新聞・雑誌・書籍・広告などに作品が掲載された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
22
ようこそ、水玉ワールドへ。めくるめく不思議な水玉の世界が待っています。絵に留まらないくらいの不思議な世界や作品が広がっていますね。2020/10/07
まりこ
12
生まれた家が、植物の苗や種をあつかう大きなお店。植物がぐんぐん芽や茎を伸ばしているのをじっと見つめている小さな彌生さんが目に浮かぶ。2019/12/20
退院した雨巫女。
9
《本屋》草間彌生さんのこと、わかりやすかったし、作品もあらためてみたくなりました。2019/09/26
遠い日
8
草間彌生の自伝的絵本。残念なことに、概略で終わっているので、草間彌生というアーティストの底力が伝わってこない。彼女の苦しみは目をそらしたくなるくらい深いものであったはずだが、そこはさらりと流してしまっている。入門書的な意味で捉えればいいでしょう。2020/12/10
なま
7
★4 草間彌生の自伝的絵本。少女時代からニューヨーク期を中心に描いているが、代表的な作品紹介もあり草間彌生入門として良い。作品「何億光年の彼方の塊」素敵!水玉も宇宙や夜空の様に無限大。3分。2022/10/15