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内容説明
ボッティチェリが描いたヴィーナスから、ラファエロが描いた聖母マリア、ブーシェが描いたポンパドゥール夫人、クリムトが描いたダナエまで。美しき女性たちの華麗なる競演が幕を開ける―。
目次
1 ギリシャ神話の美女たち(ダナエ;フローラ ほか)
2 キリスト教の聖女たち(ムランの聖母(ムランの二連祭壇画右翼)
聖母子と二人の天使 ほか)
3 物語と寓意画の美女(ラ・ベッラ;麗しのロジーヌ ほか)
4 美しき肖像(シモネッタ・ヴェスプッチの肖像;白貂を抱く貴婦人の肖像 ほか)
5 美女たちの風俗(真珠の首飾りの少女(青いターバンの娘)
読書する娘 ほか)
著者等紹介
平松洋[ヒラマツヒロシ]
1962年、岡山生まれ。作家、美術キュレーター。早大文卒。展覧会の企画・運営やプランニングとともに執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mijas
61
ダナエ、ヴィーナス、マリア、ユーディット…様々な画家に描かれてきた美女たち。それにラファエル前派特有の美女たち。ディクシ-のミランダ、ストラドウィックのイザベラなど本当に美しい。女流画家イーヴリン・デ・モーガンのフローラも素敵だ。オフィーリアの見比べも楽しい。ミレイの「オフィーリア」は赤毛のアンの一場面を思い出した。神話や聖書、物語に描かれる西洋の「理想の美」と、日本の美人画に描かれる「古典美」との比較考察も興味深い。ウィーンで観た時から忘れられないでいるエリザベートも選ばれていて嬉しい。目の保養になる。2016/03/03
おかだ
57
美しい女性の名画にどっぷり浸れる本。アングルの、今にも動き出しそうな繊細なタッチには惚れ惚れする。ミュシャやルノアールの、ひと目でこの画家だ!って分かる独特の絵が好き。新たに知ったロムニーの「キルケーに扮したハミルトン夫人」、目の表情が印象的で惹かれた。ルートヴィヒ1世の「美女ギャラリー」が圧巻だった。ヨーゼフカールシュティーラー作の37人の美女、YKS37推せる。やっぱ1枚目の子がいいね。圧倒的センター感。卒業(消失)した子も雰囲気があって良かったな…。2019/06/21
ユウユウ
35
前にいつ読んだか忘れたけど再読。比較的図版も大きく、説明も簡潔でこのサイズの本だと思うと、比較的良質な美術本かと。美女だらけで眼福です。その時々、気になる絵が変わりますね。今回はミュシャの絵の現代性が響きました。2018/09/16
ごへいもち
35
ラファエロがいいしミュシャがいいなぁ。ヴィンターハルターの皇妃エリザベートのドレスの質感も素晴らしい。1枚だけなら、やはりモネの「日傘をさす女性」、ただし殆ど顔がわからない絵なので絶世の美女というのはおかしいかもw。おなかいっぱいw。表紙絵はルートヴィッヒ1世の数十名の美女画コレクションの1枚。文中オフィーリア「浮薄」の美女ってあんまりだわ。「薄幸」では?2013/08/20
ばりぼー
31
表紙はルートヴィヒⅠ世の「美女ギャラリー」より。15世紀初期ルネサンスから20世紀初頭のエコール・ド・パリの美女までを取り上げた案内書。印象に残ったものは、背中の肉感的なラインが精緻を極めるベラスケスの『鏡を見るヴィーナス』、モデルのリジー・シダルを12月の寒い時期にバスタブの中に沈めて描いたというミレーの『オフィーリア』、豪華な衣裳の皺の一つ一つまで精密に描き込まれたブーシェの『ポンパドゥール婦人の肖像』、都会的で洗練された凜とした風格のあるジロンの『手袋をした女性』など。大変勉強になりました。2018/06/12
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