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新人物文庫
歴史の中の遊女・被差別民

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784404040015
  • NDC分類 384.9
  • Cコード C0121

内容説明

遊女の「聖性」と「ケガレ」とは?神仏・天皇の権威の低落とともに、時代を経るごとに多くの賎視の目にさらされることとなった遊女たち。彼女たちはなぜ賎視されるようになったのか。被差別民の歴史とともにふりかえり、遊女の歴史的“変遷”とその実情を多角的に検証することにより、真の姿に迫る。遊里・芝居町であった「悪所」は、長く日本の伝統文化・芸能・民俗信仰の原郷であったこと、その「悪所」の現代における意義をも明らかにした、五木寛之・沖浦和光・朝倉喬司三氏の座談「遊女のいる風景―悪所に棲む人々の輝きに魅せられて」も収録。

目次

大座談会 遊女のいる風景―悪所に棲む人々の輝きに魅せられて
遊女・被差別民とその背景(輝けるテーマパーク・吉原;今は幻のはしりかね―磯部町的矢(三重県))
「聖」と「賎」から被差別へ(東と西の差別、神と遊女;遊女の成立―遊行女婦から遊女へ;荻生徂徠にみる十八世紀の差別観念と遊女;菅江真澄の見た東北の遊女たち;廓の男―妓夫太郎と女衒その光と影;「性欲の文化史」―その変遷と基礎構造)
彷徨する遊女たち(近代文学における遊女像―その「意地」と「張り」の背景に見える世界;日本縦断―赤線跡を訪ねて)

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