目次
1 佐藤和彦の足利尊氏論
2 足利尊氏とその時代
3 検証足利尊氏
4 足利尊氏をめぐる評価の変遷
5 足利尊氏をめぐる人々
6 史跡をたどる
著者等紹介
櫻井彦[サクライヨシオ]
1964年東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。博士(文学)。宮内庁書陵部図書課主任研究官
錦昭江[ニシキアキエ]
1955年神奈川県生まれ。東京学芸大学大学院修士課程修了。博士(文学)。現在、鎌倉女学院中学・高等学校教頭
樋口州男[ヒグチクニオ]
1945年山口県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得。博士(文学)。現在、専修大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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血と鉄
2
建武政権に対抗していた時の尊氏直義兄弟の二人三脚っぷりについてや2015/08/30
Jampoo
1
古くから毀誉褒貶激しい足利尊氏。多数の研究者が血縁、所領、信仰、政治体制、合戦など様々な角度からその実像を照射する。 足利荘は八条院領に帰属しており、それを継承したのが後醍醐帝であった事は尊氏を討幕側につかせた1つの理由となっただろう。また討幕の兵を挙げた丹波、京から逃げ落ちた九州筑前にも足利氏の荘園があり、そういった領地の視点から尊氏を見るというのは新鮮でとても勉強になった。 なんだか尊氏の権威ってちょっとだけ天皇みたいなとこある気がする。2025/03/21