出版社内容情報
優秀な人は淡々と黙々と自分のやりたいことができる。そんな「ゆるストイック」のために、運や努力を学び直し生き方を変えよう。
内容説明
大谷翔平、井上尚弥、藤井聡太…なぜ、「ストイック」かつ「ゆるく」自分に向き合い続けるのか。「隠れて努力できる人」が考えていること。
目次
第1章 時代が「ゆるストイック」を求めている
第2章 ゆるストイックの心の準備
第3章 「世の中の仕組み」をゆるく理解する
第4章 ゆるストイックに過ごす方法
第5章 ゆるストイックを持続するコツ
第6章 不確実な未来に備える
著者等紹介
佐藤航陽[サトウカツアキ]
株式会社スペースデータ 代表取締役社長。1986年、福島県生まれ。早稲田大学在学中の2007年にIT企業を設立し、代表取締役に就任。ビッグデータ解析やオンライン決済の事業を立ち上げ、世界8ヵ国に展開する。2015年に20代で東証マザーズに上場。その後、2017年に宇宙開発を目的に株式会社スペースデータを創業。コロナ禍前にSNSから姿を消し、仮想現実と宇宙開発の専門家になる。今は、宇宙ステーションやロボット開発に携わり、JAXAや国連と協働している。米経済誌「Forbes」の30歳未満のアジアを代表する30人に選出される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナミのママ
71
法事で集まった中で話題になったのが生成AI、新NISAをはじめとする金融、そして働き方。本作のテーマが面白いと聞いて読んでみた。他人の姿勢や意見に対しては「ゆるく」自分の目標に対しては「ストイック」。「願望」と「現実」を混同しない。確かに二極化・分断社会の新しい生き方だろう。時代が急速に変化する今、考え方も変化する。…著者は1986年生まれ、大学在学中にIT企業を設立。現在は宇宙ステーションやロボット開発に携わり米経済誌「Forbes」の30歳未満のアジアを代表する30人に選出。これからの人に期待。2025/03/20
くろうさぎ
22
妹からの借り本。佐藤さんのnoteに固定されている記事を読んでいたので、おさらいのような感じで内容が頭に入りやすかった。人知れず努力している人は、一体どんなモチベーションでやっているのだろうと思っていたが、他人の価値観に自分の正義を振りかざすことなく、ひとつの意見として容認し、柳に風のように受け流すことで余計なことにエネルギーは使わずに自分が没頭できることにエネルギーを注ぎ、日々を積み重ねていくのですね。本で語られていたマルクス・アウレリウスの『自省録』も読みかけのままなので早く読み終えなくては…。2025/03/13
ロクシェ
20
評価【◎】大谷翔平や藤井聡太などに共通する生き方を著者の言葉で「ゆるストイック」と名付け、解説した本。ゆるストイックとは "評価されることや他者との勝ち負けに重きを置かず、ひたすら自分自身に向き合い続ける" 生き方。それでいて "他人に自分の価値観は押し付けない" 柔軟性も併せ持つ。アドラー心理学の「課題の分離」や『7つの習慣』の「影響の輪」とも通ずるところがある。おそらく多くの人がコロナ禍以降に感じてきたことを上手に言語化してくれている点が高評価。アフターコロナの生き方に明確な軸が持てない人におすすめ。2025/04/29
しん
20
世の中は変化していて、それに対応できるための「どのようなスタイルで生きていくべきか」というテーマで書かれた考察。著者が推奨しているのが、「ゆるストイック」な生き方というものです。敢えてそうしているのかも知れませんが、目的の部分が書かれていなくて、途中で迷子になりそうでした。目的は自分で考えるものかも知れません。2025/03/04
江口 浩平@教育委員会
18
【生き方】佐藤航陽さんの著書は過去に読んだことがあったため、気になって手に取った一冊。これまでの本は難しかったが、本書は非常に読みやすかった。ストイックに仕事に打ち込む人は数多くいるが、本書のように他者には押し付けないという姿勢はとても共感がもてたし、自分もそうありたいと感じた(私自身はもっとストイックにならなければならないほうだが・・・)なぜこんなに現代は分断されているように見えるのか、格差が大きくなっているように感じるのか、そんななかで自分のできることは何なのかを考えさせられる内容だった。2025/04/06