水のごとく―備中松山藩水谷家物語

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784404032775
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

寛永後期、常陸下館藩から備中成羽藩、続いて備中松山藩五万石へと移封された名君水谷勝隆。二代勝宗の藩政確立に向けての活躍と苦悩、直言を厭わず死をも覚悟してお側に仕える児玉庄兵衛―。鉄山、塩田、水運開発に続き、天下の山城松山城の大修復を成し遂げ、水谷家は盤石のごとく思われた。ところが、三代勝美の突然の死による無嗣除封、まさに槿花一朝の夢であった。死後養子の願い上げも虚しく、城明け渡しをめぐり藩内は篭城派、開城派に二分され、庄兵衛に忍び寄る魔の手。受城使播州赤穂藩主浅野内匠頭の先遣、大石内蔵助が松山を訪れるのも間近であった…。小藩の栄枯盛衰―大義を貫く家臣の生き様。

著者等紹介

酒井篤彦[サカイアツヒコ]
1946年(昭和21)、岡山県に生まれる。県立高梁高校を経て、東京大学法学部に進学。卒業後、東京で弁護士となる。その間温めてきた歴史を素材にした小説に挑戦、『水のごとく―備中松山藩水谷家物語』がその第一作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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まふ

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弁護士H氏の処女作。備中松山城主水谷家の衰亡の物語。赤穂藩浅野内匠頭の刃傷事件と重ね合わせ、討ち入りの結果も入れるなど、一通りの作品に仕立て上げている。素人の作品としては合格点。惜しむらくは、それぞれの地域特産技術について、調べ上げたことをそのまま書き上げてしまったような細かい説明がところどころあることと、全体に描写が浅く、心にしみるような余韻が生まれないこと。それでも、最後まで読ませるところなどは、片桐氏の数等上であった。2006/01/18

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