宮廷の女性たち―恋とキャリアの平安レィディー

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  • サイズ B6判/ページ数 267p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784404032591
  • NDC分類 281
  • Cコード C0021

内容説明

これまでの固定観念を打ち破った新しい女性論!今、古典から甦る平安女性たちの輝きと素顔。

目次

小野小町―“夢”と美と、そして迫害へ
伊勢―秀でた社会的意識、公の場でこそ輝く才能、そして恋の女王
和泉式部―後世への新しい感覚歌と、生涯をかけた恋
皇后定子―自由と才覚の文化創造者、才能を育てる後宮のクイン
清少納言―歴史上まれなる感性の才女、言葉の芸術『枕草子』
中宮彰子―父道長の政権下、文化人の育成と人間的成長へ
紫式部―人間の奥底へ入る眼で、人間社会に潜む不条理を抉る
建礼門院徳子―時代が求めた女性の“自己語り”から西方浄土の衆生救済へ
建礼門院右京大夫―“星”に向かうひとりすみれ歌人の平家絵巻反戦
式子内親王―神に生きる賀茂斎院から“忍ぶる恋歌”内親王歌人へ
俊成卿女―詞の音楽、文の理論、そして離婚からのキャリア・アップ

著者等紹介

秦澄美枝[ハタスミエ]
文芸評論家、日本ペンクラブ会員、日本文芸家協会会員。聖心女子大学大学院・早稲田大学大学院で日本文学を研究。専門は中古・中世の和歌・連歌。1989年より城西大学などで講師をつとめ、1992年11月、ライフ・クリエィティング・スクール「澄美枝・アカデミー」を創立、代表を務めている。1993年より6年間清泉女子大学で日本文学を教える。主著『和歌恋華抄』(わかれんげしょう)で2003年に第21回日本文芸大賞・古典文学功労賞を受賞
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ず〜みん

1
図書館の本で読破。内裏は天皇のハーレムというより女性官僚の職場だった、というのが日本の後宮の形だが、今でいうところの『私設秘書』や『非常勤職員』も多数いたことが書かれていない。例えば皇后定子の母高階貴子は女官なので官僚だし皇后も地位的には事務次官クラスのエリートだが、和泉式部、清少納言、紫式部は女房なので『私設秘書』『非常勤職員』といった視点が抜けており、全ての才女はキャリアウーマンだった、と読ませかねない書き方だったことが残念。2012/09/04

1
表紙にもあるけど、レディーをわざわざレィディーと書くのにモヤモヤしてたら、やっぱりそんな雰囲気が全体的に漂う本だったw著者はお嬢様育ちなのかなあ。なんとなく浮世離れしてるんだよね。和歌の解釈を見ても世間知らずでウブなお嬢様の解釈、って感じがする。平安時代に夢見過ぎなような・・・。2011/08/27

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