内容説明
空襲・大地震・大洪水・旱魃とあらゆる災害に見舞われた昭和20年代の福井を舞台に、復興に立ち上がる市民たちの姿を背景として、九頭竜川に鮎漁師として生きる愛子の青春を描く文芸大作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T. Mu
7
少し昔の本ですが、おじにすすめられて読みました。福井県の歴史や風土に鮎釣りを絡めての物語に心を鷲づかみにされました。登場人物もとても魅力的で、ステキな物語に出会えました❗️5.02022/06/19
rana
4
戦後間もなく女性のアユ釣り愛子の物語。これもNHKラジオの収録で鈴木崇広アナウンサーの朗読。作務衣(さむえ)をさむいと読まれ、次に股引(ももひき)をまたひきと読まれたので受付の人に放送されるのに大丈夫?と伝えたら、なんと本のルビがさむいになっていた。でも、ももひきは明らかに間違い。20日の放送でそこのところどうなったかと耳を澄ませていたが本が手元になかったので、修正されたかどうかわからなかった。残念。2016/02/28
たつや
0
新田次郎文学賞受賞作品。福井県を中心に流れる九頭竜川。空襲、震災、洪水と戦中戦後に数々の試練に見舞われた地域に生きる祖父と孫娘の鮎漁師の物語。著者の故郷への想いが溢れる感動的な作品。2022/01/29
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