内容説明
記念すべき同居初日になるはずだったのに―恋人の貴俊が事故に遭い美潮と出会ってからの記憶をなくしてしまった。一刻も早く自分のことを思い出してもらいたい美潮に対しもともと年下は好みでなかった貴俊は記憶を取り戻すことにあまり協力的でない。大好きな人の顔で自分のことを知らないみたいに振る舞う貴俊に寂しさを募らせながら、もう一度恋を取り戻そうと奮闘する美潮だが…?年の差リスタートラブ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
34
初読。2015年353冊め。作家買い。記憶喪失話で、結局記憶は戻らないのだけれど、二人で新しい関係を築いてハッピーエンド。2015/03/24
扉のこちら側
16
再読。2015年431冊目。これ事務所のお兄さん方のスピンオフとかあるのかな?2015/04/07
IENEKO
13
『記憶喪失ジャンル』が作れるくらいいろんな方が描かれているネタですが、松前さんらしい美潮の頑張りでした。過保護だという兄ちゃんたちが出てこなかったのは残念。ふたりの恋が始まった夜のSSがよかった。タカさんが記憶喪失になった後、長男トリオは陰でいろいろと気を揉んでいたんだろうな、というのが想像できました。イラストの小川さんの絵の雰囲気があとり硅子さんと似ている気がする。私の中で松前作品のイメージはあとりさんの絵で固定されてしまっているんだな、と今回改めて自覚しました。2011/06/21
天使を愛するアカウント
13
職場の上司で恋人・貴弘×大学中退で会社に入った美潮。記憶喪失モノですね。いざ同居、となる初日に攻が事故で記憶喪失、しかも受は攻のタイプじゃなくて…という話。記憶喪失で別人みたいになってっていうのもつらいけど、ブランクは1年だけなのにその1年で出会って付き合ってるから知らない人扱い&だからこそ同居してるのに気を使われる関係っていうのもつらいなぁ。あまりに長くラブラブにならないもんだから、どうしようかと。なのでちょっと甘さ不足感あり。最後のSSは松前さんでは珍しく攻視点でこれは嬉しい↑2011/06/10
zwei
11
苺。マグカップ。メロンみたいなシャツ。ファスナー。記憶をたどる品々が痛々しい。過去の自分に嫉妬していた…やっとだよ~長かったよ~。元の鞘にじゃなく、に続く言葉が良かった。2011/06/10
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