内容説明
すぐに読めて、何度も心揺さぶる。箱庭やスノードームのように小さな中に様々な世界が広がる奇跡の140字小説と、美麗写真のコラボレーション。
目次
春(東風解凍―東風が厚い氷を解かし始める;黄鴬〓〓―うぐいすが山里で鳴き始める ほか)
夏(蛙始鳴―蛙が鳴き始める;蚯蚓出―蚯蚓が地上に這い出る ほか)
秋(涼風至―涼しい風が立ち始める;寒蝉鳴―蜩が鳴き始める ほか)
冬(山茶始開―山茶花が咲き始める;地始凍―大地が凍り始める ほか)
著者等紹介
神田澪[カンダミオ]
熊本県出身。2017年よりTwitter上で140字ぴったりの物語を投稿し始める。時に感動を呼び、時に切なくなる物語が支持され、Twitter、TikTokのフォロワー数は14万人超(2021年12月現在)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムーミン
24
一編一編を読むごとに余韻に浸る。余韻を味わう。余韻を楽しむ一冊だと思いました。2023/07/29
Kazuki
18
やっぱり俺、神田澪さん好きですわ。大好き! 〝最さよ〟〝月ささ〟に続いての3作品目です。 「140文字でこんなにも心が動くことがあるんですね」って思う人続出だと思います。 私は特に「精神的に大人な女の子」に惹かれちゃうんですよね。余裕がある感じの。 あとは「彼女のことを惚気る彼氏」 男社会だとイジられますからね。控える人が多いと思うんですけど、それでも言いたい!って 最高じゃないですか!? 自分の内側の感情が刺激される本です。2022/02/07
non
7
140字で完結する小説と美麗写真のコラボレーション。きゅんとしたり、切なくなったり。読書や長文が苦手な人でも気軽に読めそう。とにかく写真が綺麗。私の地元の写真が1枚あって、それに神田澪さんの素敵な140字の物語との組み合わせが良かった。さらっと読めるので、手元に置いてまたいつか読み返したい。2022/02/04
ひろんこ
5
お話というか詩というか140文字の短編集やっぱりいいわ。何かね~感動 感謝 幸せって感じになる。要は、ほっこりなる2023/03/18
ともりぶ
4
140字の小説の中ではかなり好きな作家さん。今回も写真も素敵で良かったが、縦書きと横書きが混ざっていて、目線の動きとして読みにくいページがあったのが残念。2025/05/31