内容説明
音楽専門誌BURRN!連載の痛快コラム待望の書籍化!落語界に起こった様々な出来事を「立川流の落語家」の立場から鋭く切り込む内容はまさに全落語ファン必読!
目次
第1部 落語の世界に生きる(二人の役者と知り合った;いい客になろうよ;ミッキー亭カーチスとともに;若旦那よ、濃い夏を過ごせ!;前座二人の快挙 ほか)
第2部 落語は世情のアラで…(バカウケか大ヒンシュクか;一体誰のために?;読売巨人軍について;ファウルボールの行方;ボロボロのスニーカー ほか)
著者等紹介
立川談四楼[タテカワダンシロウ]
1951年・群馬県生まれ。1983年・落語立川流第一期真打となる。真打昇進試験をきっかけに、落語界の将来に疑問をもち、書き綴った処女作『屈折十三年』で文壇デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
姉勤
25
本朝唯一のヘヴィーメタル雑誌「BURRN!」連載の落語家のコラム。この異色の組み合わせも、コアな落語ファンならお馴染みの顔付け。立川談四楼師の長年の連載の中からチョイス、まとめた本著。”落語界の裏側”帯のフレーズがそそるが、ほぼ、「噺家」という人種の、生き様と、死に様。同業の昇進、襲名などの慶事を言祝ぎ、先立った、業界の先達、同士、後進を偲ぶ。生き残り、確執や疎遠を円環しての縁。落語の中の若旦那はハタチ前後だろう。昨今の「若い世代」こと、旦那に成りきれない世代への盛りだくさんなメッセージ。メメントモリ。2016/11/27
Masakazu Fujino
3
とても面白かった。さすが談四楼師匠。落語界の裏話もここまで書いていいの?ってな話も多々あり、楽しんだ。2018/11/23
koishikawa85
2
ざっととびとびに読んだ。落語界の内輪話。2024/05/22
あーさー
1
立川談四楼さんの連載をまとめた作品。落語界についての内容が主で、ズバズバと書いています。この方は政治的な話になると考えが全く合わないのですが、こちらは安心して読めました。2021/11/11
kaz
1
著者らしい視点から見た落語界の状況や楽屋話等。落語好きなら読んでおいても損はしない。なお、あとがきにも書いてあるが、訃報が多いような印象を受けた。Sというのは川柳だろうなぁなどと想像しながら読むのも楽しい。 2017/03/04