- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 歴史
- > 辞典・事典・年表・資料
内容説明
グローバルな視点で近現代史の複雑な相関関係がわかる最強テキスト。2022年、高校で必修化「歴史総合」にも役立つ!
目次
第1章 帝国主義の時代(この時代の年表 欧米列強の植民地獲得競争が激化するなか、日本は開国して急速に近代化を遂げた;18世紀中頃―欧米諸国に広まった産業革命の影響で約220年続いた日本の鎖国が終焉を迎える ほか)
第2章 世界大戦の時代(この時代の年表 2度の世界大戦で激変する世界、強国にのし上がった日本も大戦に参戦!;1905年~アジアの植民地で民族運動が盛り上がるなか、日本は韓国併合に踏み切った ほか)
第3章 東西冷戦の時代(この時代の年表 東西冷戦体制下、各地で争いが起こるなか、敗戦から復興した日本は世界の経済大国に;1946年―米ソを中心とした東西冷戦がはじまり、日本でも共産主義者の追放運動が起こる ほか)
第4章 グローバル化の時代(この時代の年表 新しい世界の枠組みが形成され、立ち位置の見直しが求められる日本;1991年―多国籍軍でイラクを攻撃した湾岸戦争で、日本は自衛隊を派遣せずに批判を受けた ほか)
著者等紹介
祝田秀全[イワタシュウゼン]
東京出身。歴史学専攻。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究員、代々木ゼミナール講師を経て、現在は大学と予備校の両方で講師を務める。多数の著書・監修書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
35
本屋で気になっていたのが某図書館にあり、借り出した。歴史総合にうってつけ。オールカラーがうれしい。歴史の黄金期を把握できる。表紙捲ると出てくる、年表によると、帝国主義☞世界大戦☞冷戦☞グローバル化、と大きく分けられるようだ。上が世界史、下が日本史。右頁が文字で解説、左頁は図解。丁寧なことに、重要箇所が黄色ラインマーカー付き。35頁上の資料は、清が列強の喰い物にされる教科書にも載っているようなもの。ぺらぺら捲っているだけでも、その時代が浮かび上がるような構成がよい。2021/05/28
keint
7
近現代史を世界史と日本史を並列することにより、海外での出来事と日本の出来事を整理している。帯にもあるが高校の歴史総合の教科書がどのようなものになるか気になったのが読んだきっかけであるが、このような内容であれば現状よりは有意義になるものと感じた。(図説もわかりやすい。) ただし、細かな部分では疑問を抱かざるを得ない表現が散見される。(「社会主義と共産主義の違い」や「平成天皇」表記、2020年に東京オリンピックが開催されると決定的に記述していることなど。) 2020/03/21
tamami
6
これから近現代史の本を読むときにお世話になるだろうという予感がしたので、迷わず購入し歴史事象の捉え方を中心にザッと眺めてみました。複眼的歴史解釈の大切さが言われている現在、世界と日本の出来事を並列させ、カラーイラストを多用した図解は、年寄りにも分かりやすい。というよりも、本書に示されている出来事は、現代世界が形成される上で大きな役割を演じてきた事柄ばかりなので、世界の動きを見ていく上での基礎史料として若い人に勧めたい。これまでの型にはまった近現代史解釈の桎梏に囚われない辺り、私的には大いに言祝ぎたい。2020/03/08
tokkun1002
5
2020年。日本でこんなことやってる間に世界はどうなっているのかをマクロな見方で知りたいと思った。意図はこういうことなんだけれども違うんだ。関連付けて見える化して欲しい。2021/08/12
くらーく
2
並列は良いのだけど、微妙にずれていて勘違いしそうになるなあ。仕方ないけど。 どうにもスッキリしないのが、第二次世界大戦前後のソ連の扱いなんだよねえ。今の状況から遡れば、なぜソ連(ロシア)と英米が手を組んだのか。対ファシズムと言うけど、当時のスターリンソ連は、ファシズムと何が違うのかなあ。独裁だし、全体主義っぽいけど。国民には自由は無いし、命も軽いし、大祖国戦争と言い方が国家主義だと思うのだが。分からんなあ。確かにホロコーストはあり得ないけど。スッキリしないのよねえ。歴史は歴史としてだけど。2022/08/18