文春新書
知って合点 江戸ことば

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166601455
  • NDC分類 818.36
  • Cコード C0295

内容説明

「風呂にはいりに来た」「だいこん」がどうして江戸ことばでは「風呂にへーりに来た」「でーこん」となってしまうのだろうか。相手を罵倒する「ばか」よりも強烈される「タコ」はなぜ「タコ」なのだろう。江戸の武士、職人、女性、子供たちは実際にどんなことばをつかっていたのか。往時の風習、常識、町並み、人いきれを再現しながら、世界屈指の大都市のことばの移り変わりを、さながら万華鏡を見るように、現役の新聞記者が、おもしろおかしく、楽しく綴る。明治、戦前にもことばは大きな変化をみせる。そして現代、「ら抜き」ことば、「チョー」ことばの氾濫がもたらすものとは…。

目次

「だいこん」は「でーこん」
「イカ」と「タコ」
半七のことば遣い
宵越しの銭は持たねえ
恐れ入谷の鬼子母神
女ことば
吉原ことば
浅草と上野
ことば遊び
しぐさ
おかしな時代劇
門松は斜めに
旧かなの魔法
「ら」抜きの言い分
「超」から「チョー」へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えるまぁ

1
江戸の言葉はai発音がeになる、から始まり、身分性別の言葉の違いから時代風俗に由来する用語の説明、旧かな遣いと近隣諸国(漢字文化圏)の繋がり、現代言葉の変化まで、言葉についての興味深い本だった。幕末に言葉がまるで違う薩長の武士同士がどうやって会話し得たのかなんて考えた事も無かったし、お目見え以下の身分を「以下」と馬鹿にされるからこそ返す言葉は「うるせぇタコ」だと初めて知った次第。2015/02/22

作楽

1
いろんなエピソードが面白かった。2013/07/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/597198
  • ご注意事項

最近チェックした商品