パレートの誤算

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  • サイズ B6判/ページ数 337p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784396634490
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

ケースワーカーはなぜ殺されたのか。優秀な先輩の素顔を追って、女性ワーカーが生活保護の闇を炙り出す!受給者、ケースワーカー、役人…それぞれの思惑が交錯する渾身の社会派サスペンス!

著者等紹介

柚月裕子[ユズキユウコ]
1968年岩手県生まれ。2008年『臨床真理』で第7回『このミステリーがすごい!』大賞で大賞を受賞しデビュー。2012年『検事の本懐』で第25回山本周五郎賞にノミネート、2013年同作で第15回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

507
本格的な社会派ミステリー。津川市の社会保険課に身を置く聡美(臨時職員)を軸に、同僚の小野寺、課長の猪俣らを配し、彼らの仕事を通して生活保護に巣食う反社会勢力と、生活保護そのものの実態とを追求してゆく。津川市のモデルとなったのは、地形的にも(若干の変更が加えられている)、用いられている方言からも、広島県呉市(映画「仁義なき闘い」の主要な舞台)であると思われる。物語構成の中核となるのは、ケースワーカー山川が殺害された事件である。そこから始まって、次々に実態を明かしてゆく手法は、息もつかせないスピーディな展開⇒2025/12/18

サム・ミイラ

477
生活保護の制度を食い物にする貧困ビジネスに正面から挑んだ柚月流社会派小説。さすがによく調べていて我が国におけるこの問題の深刻さも伝わってくる。ただし掘り下げ方は相場英雄などに比べるとマイルドで衝撃度は若干少なめ。ミステリーとして見ると非常にオーソドックスで登場人物も少なく犯人も筋書きも粗方分かってしまい物足りなさは残る。バランスはとれているがもっと尖った物語を期待していたので少し残念な読後感ではあった。とはいえ柚月裕子にはやはりこういう路線を追っていって欲しいと思う。次はどこに目をつけてくれるのだろう。2017/05/24

風眠

368
パレートの法則、という理論を初めて知った。働き蟻の法則というのも。なるほど、と思う。生活保護受給者、ケースワーカー、それぞれの言い分がある。世の中は様々な方向から見ないと分からない事だらけだ。社会的弱者につけ込む貧困ビジネスがあるという事も初めて知った。そこに巻き込まれた人達にとって、警察より恐ろしい存在が「その筋の人」であることも。硬質な文体でありながらテンポよく展開するストーリー、美しく飾った描写は無いが、ストレートな言葉が心に刺さる。社会派サスペンスと呼ぶにふさわしく、生きる事のリアルを描いている。2016/07/02

Miyoshi Hirotaka

355
パレートの法則とは、働かないものを排除しても残りは働くものと働かないものに分かれ、その比率が約2:8であることをいう。つまり、排除の論理だけでは、格差が拡大し、社会や組織を維持するために必要な負担が平準化されない。働かないもののうち、働けない弱者には生活保護という安全網が用意されている。貧乏は恥じることではないが、そこから抜け出そうとしないのは恥だ。ましてや、ルールを悪用してビジネスにすることは決して許すべきではない。弱者の扱いは、強者の選別より難しいが、それをマネジメントすることが活力ある社会への道。2016/05/13

てぃも

308
うーん、佐方シリーズを読んでいるからか、柚月裕子に期待大で読んでいるからなのか、もうひとつ…って感じ?物足りないな〜꒰ ´ӟ`꒱.。oஇ2017/03/20

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