内容説明
魚喃キリコが描く、はじめての子どもの世界。じゆうなはっそう、ぬりえのえほん。
著者等紹介
ナナナンキリコ[ナナナンキリコ]
魚喃キリコ。漫画家。『ちいさなスージー』は、絵本作家・ナナナンキリコとしてのデビュー作品である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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今ごろになって『虎に翼』を観ているおじさん・寺
25
漫画家・魚喃キリコが描いた絵本。まるで『今日の猫村さん』ほしよりこが描いたのかと思う絵柄だった。ネタバレになるが、小さなスージーは笑わない。なぜなら人形だから。そんなスージーが最後は優しい男の子に拾われて……。線以外の色が無い絵本だが、スージーを救う男の子の優しい顔はなんだかカラフルにさえ思える。スージーは最後に笑えたのだろうか?。きっといろんな人がこの少年のような存在を求めているだろう。だけど本当はこの少年みたいな人間にならなくてはいけない。笑えない淋しい誰かを包める人に。2014/08/30
龍國竣/リュウゴク
2
「じゆうなはっそう、ぬりえのえほん」と帯に書かれた魚喃キリコの絵本作家デビュー作。なるほど、このタッチで絵本を書くとこうなるのか。動きのある絵コンテのような印象。男の子が手で包み、家族の一員になるまでの動作、描写が温もりを感じさせます。2011/11/07
カヨコ
2
魚喃キリコ大好きなんです。この絵本のさらっとさっくりした絵も凄く可愛いと思うんです。でもね、字はもう少し丁寧が良かったです。この描き込み具合なら判型はもう少し小さめが良かったです。実は値段も高く感じました。これだけ不満を並べたけど、次はナナナンさんの絵でどんな絵本が見れるんだろうって、楽しみでしかたないんです。2009/05/16
ぐうぐう
2
魚喃キリコのタッチがいきなり変わったときは、大きなショックを受けたものだが、そのタッチの変化がなければ、この絵本はたぶん描かれることはなかったに違いない。このタッチは漫画家・魚喃キリコの避けられない通過儀礼だとして、そのひとつの申し子として絵本作家・ナナナンキリコが誕生したのかもしれない。正直、評価のむずかしい絵本ではある。2009/04/23
17071
1
単純に良いストーリー、良い絵本だと思いました。他ジャンル出身の絵本作家(もどき含む)の中ではクオリティは高いと思います。適度に引き算された絵はむしろ絵本向きでしょう。どっかの漫才師が描いた子供向けとは到底思えない絵本より、、、これ以上は悪口になっちゃうので割愛。2014/10/02
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- 和書
- 学習英文法を見直したい