出版社内容情報
小杉 健治[コスギケンジ]
内容説明
刺客の魔手から逃れた周次郎だったが、辿り着いた甲府で再び命を狙われる。誰が何のために?青柳剣一郎と縁ある旗本高岡弥之助の手助けで、おきみを捜し、亡父の遺した“言葉”の謎を追う周次郎は、『甲州屋』の誕生に黒い利権が渦巻いているのを知る…。その頃、江戸で金貸し妹尾別当の素性を洗っていた剣一郎は、江戸と甲府で暗躍する、闇の組織に立ち向かう!
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京生まれ。83年「原島弁護士の処置」で、オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。87年『絆』で日本推理作家協会賞を、90年『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
85
シリーズ最新刊『守破離』破の弾!ん~~ん、面白かった。一気に読んだ。小杉作家巧し。良く練られていたと思う。好きだわぁ。どこでどう繋がるのか、気なって気になって。いろんな事やいろんな思いも破るのだ。なるほど『破』ね・・と来たら、えー!『離』って・・えー!もう、気なって仕方ないじゃないですか、どうしてくれるのよぉ。誰か離れるの?きゃー妄想が・・(汗)大人しく待ちますから、なるべく早くにお願いしたいです。今回、師範代・三五郎がかっこよかったなぁ。2016/09/05
とし
56
風烈廻り与力・青柳剣一郎破暁の道(下)36巻。下巻も一気に読み了、江戸と甲府の事件見事に解決ですね。娘を思う剣一郎さん、るいを思う弥之助さん、与之助さんを信頼し耐える、るいさん良いですね。2016/11/24
夢子
21
甲府勤番になり密偵を務めていた、るいの婚約者も無事に役目を果たしていよいよ、剣一郎の娘も結婚するようで、剣一郎も、こと後は、息子、婿と一緒に活躍していくようだ。悪を倒すところが、捜査一課長に似てますよね。ドラマの!2024/12/16
ベルるるる
21
江戸と甲府で大きな不正が結びついている。甲府で命がけで探索する弥之助。甲府勤番を命じた及川もホントは職務に忠実な人だったんだね。2017/01/26
あかんべ
8
なんと及川さんっていい人?お父さんはそうかもしれないが、息子は全く出てこないが大丈夫なのかしらって心配になった。2016/11/19