出版社内容情報
小杉 健治[コスギケンジ]
内容説明
周次郎の女房おきみが失踪した。実家の大店の質屋『甲州屋』の差金だと考えた周次郎は、亡父の今際の際の言葉を手がかりに、甲府へ女房捜しに向かう。だが、旅の途中、謎の刺客に襲われる。一方、悪質な金貸し妹尾別当を探る青柳剣一郎は、妹尾と『甲州屋』の関係を語る家訓に違和感を覚えていた。やがて江戸で起きた破落戸の連続殺しが、新たな事件の始まりとなる。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京生まれ。83年「原島弁護士の処置」で、オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。87年『絆』で日本推理作家協会賞を、90年『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
108
風烈廻り与力・青柳剣一郎[破暁の道(上)]35巻。青柳剣一郎の娘るいと高岡弥之助、甲州屋の次男で勘当されている周次郎とおきみ、両者に起こる別々の件がやがて絡んで江戸と甲府で難事件が起こるが、またまた風烈廻り与力剣一郎に事件解決を命じる内与力の長谷川白郎兵衛憎々しいですね、一度ガッン一発食らわせて欲しいと願っておりますが。 2016/11/23
いつでも母さん
65
感想は下巻にて!2016/09/05
夢子
19
どこの時代にも身分が低くとも懸命に生きる人もいる。青柳剣一郎の娘もその懸命に生きる若者と共に生きることにした。甲府で2人は幸せになれるのか?2024/12/14
あかんべ
13
及川家のちゃちゃを、前回憂慮していたがやっぱりきたか。たくさんネタを振りまいて甲州に舞台が移りそう2016/11/02
goodchoice
6
いくつかの想いが錯綜する中、すべての鍵は甲府に絡んでいく。さあ、下巻でどう決着がつくのだろうか。2016/11/22