内容説明
廻国修行の気まぐれに「泰平山末法院」の看板をあげ、向島小梅村の荒れ寺に住みついた破戒僧不覚。ものぐさ、出不精、食い意地張りでおんな好き。六尺を超える巨躯に岩の鎧のような筋肉をまとう、宝蔵院流十文字槍の手練れである。かわら版売りの佐一が持ち込むうまい話にのせられ、欲をかいては災厄に見舞われるが―人の世の情に仇なす悪を断つ痛快時代小説!
著者等紹介
犬飼六岐[イヌカイロッキ]
1964年大阪生まれ。大阪教育大学卒業。公務員を経て2000年「筋違い半介」で第六十八回小説現代新人賞を受賞しデビュー。2010年には『蛻』で直木賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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onasu
18
江戸の外れ、向島小梅村の荒れ寺に住みついた、巨躯の破戒僧不覚の活躍譚。 身なりは僧形でも、修行したのは宝蔵院流の槍稽古が専らで、仏法の方は…。そんなんで、金はないが、煩悩は大あり。それで毎度、かわら版売りの佐一が持ち込む、うまい話しにのせられて、厄介事に首を突っ込まされる。 それでも僧形の故か、係わり合いになったことのけりはつけていく。怠惰な暮らしの割に素早い身ごなしと憎めないキャラ、必ずしも大団円でもないが、汗をかいて処していく、そんなとこが魅力か。 続編は既読だが、更にあれば読んでみたい。2015/01/28
トラジ
1
犬飼六岐、初読み。なかなか良いね。短編連作なんだけど、流れがあり破戒僧不覚のキャラが確立されていてストーリーに馴染んでた。2014/11/28
サンシロウ
0
★★☆☆☆
司
0
腕の立つ破戒坊主と、口先だけの瓦版売りのコンビが楽しい。2014/12/12
matsu0310
0
☆2014/10/18