内容説明
「俳句を始めたけれど、なかなか上達しない」―本書はそんな悩みに応えた、「定型になっているか」「季語は適切か」「切れがあるか」「用言を使いすぎていないか」など重要な作句のポイントを、チェックしながら推敲できる、実作に最適のテキスト。
目次
1 俳句の要件を満たしているか(定型になっているか―俳句の前提「定型」;季語は適切か―俳句の要素その一「季語」)
2 俳句の決まりごとが守られているか(切れがあるか―俳句の要素その二「切字」;用言(動詞・形容詞・形容動詞)を用いすぎていないか
文法に間違いがないか
表記は正しいか、言葉は古くないか
「てにをは」(助詞)を確認したか)
3 表現をもっと広げよう(比喩は働いているか;類句(類似句・類想句)ではないか
現実の物に託して詠んでいるか
地名・固有名詞が有効に働いているか
散文的な表現ではないか
一句の中で混乱が起きていないか
句末の処理は適切化
テーマ別 俳句の推敲)
著者等紹介
矢野景一[ヤノケイイチ]
昭和25年和歌山県生まれ。同48年、「杉」入会、森澄雄に師事。56年、「杉」同人。平成3年、第19回「杉」賞受賞。俳人協会会員、角川俳句通信講座講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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