バウムテストの読み方―象徴から記号へ

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  • サイズ B5判/ページ数 202p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784772413213
  • NDC分類 140.7
  • Cコード C3011

出版社内容情報

長年、バウムテストを使用してきた著者による手引書。テストの実施方法から読み方まで丁寧に解説する。巻末には、いままでのバウムテストのサイン対照表を掲載。

長年、バウムテストを使用し、研究してきた著者による手引書。バウムテストというと、一見「木を描いてもらってそれを解釈するだけ」という単純作業のようだが、「木を描いてもらう」にも「一本の木を描くのか」「複数の木を描くのか」「紙を横にするのか、縦にするのか」などさまざまな描き方がある。いままで、バウムテストの実施方法、サインの読み方には統一されたものがなく、検査者が独自に実施・判断していくしかなかったのだが、それを可能な限り統合し、著者のいままでの経験を含めて説いたものが本書である。肝心な「サインの読み方」についても、検査者の主観を入れず客観的に判断できるよう、随所に検査者の心得がちりばめられている。
さらに、サインを読んだ後、どのように心理査定の報告書を作成するか、またバウムテストを用いたカウンセリング(アートセラピー)にどのように利用できるかについても考察している。巻末には、いままでのバウムテストのサイン対照表を掲載。
本書を精読することで、さまざまな角度からバウムテストの理解を深めることができるだろう。

はじめに

第1章 バウムテストの実施方法
1 用具
 1.用紙
 2.筆記用具
 3.用具に関する議論
2 教示
 1.用紙の置き方
 2.描画の指示
 3.教示に関する議論
 4.複数の木に関する議論
 5.実のなる木について
 6.筆者の教示
3 描画後に行うこと
 1.記録しておくべきこと
 2.描画後のインタビューあるいはPDI(Post Drawing Interogation)について

第2章 バウムテストの作業仮説
1 形態
 1.木に見えるか見えないか
 2.子どもっぽい木の問題
 3.木の構造
 4.特殊な木
2 象徴(木,陰影,風景,付属物など)
 1.木
 2.陰影
 3.風景
 4.付属物
3 描線(筆跡学的知見)
 1.筆跡学の歴史
 2.筆跡学のアイテム
 3.描線のサイン
4 空間象徴から空間図式へ(理論,木の大きさ,はみ出し)
 1.各研究者たちの考え方
 2.木の大きさ
 3.はみ出し
5 特殊サイン
 1.擬人型
 2.ウロ
 3.性的表現と性的問題

第3章 バウムテストの読み方
1 読み方の手順
 1.情報収集
 2.まず印象を書き留める
2 読み方(フローチャートを参照しながら)
 1.印象把握から分析へ
 2.多義的・多層的であるということ

第4章 3枚法の読み方
1 読み方の手順
 1.3枚の印象把握と形態に注目
 2.パターン分類から予想されること
2 夢の木が意味すること
3 統計的に見た夢の木

第5章 2枚法の読み方
1 複数枚の絵を描かせる心理検査
2 2枚法の実施方法
 1.用具
 2.教示
3 読み方の手順
 1.1枚目の解釈仮説
 2.2枚目の解釈仮説
 3.1枚目と2枚目の力動を捉える
4 2枚法の事例
 1.事例の概要
 2.2枚法の解釈

第6章 心理検査と治療的アプローチ
1 心理検査としてのバウムテスト
 1.心理テストの自立性
 2.バウムテストからわかること
 3.バウムテストの所見の書き方
2 描画療法としてのバウムテスト
 1.心理テスト,描画テストの実施と説明
 2.芸術療法としてのバウムテスト

第7章 サイン一覧
1 出典
2 各サインの抽出
3 サインの分類方法
4 表の読み方

読み方のフローチャート
参考文献
あとがき

【著者紹介】
阿部惠一郎:創価大学教育学部教授・あべクリニック院長

(執筆協力者)
佐藤秀行:2008年3月 筑波大学大学院人間総合科学研究科単位取得満期退学
2008年4月 立正大学心理学部助教
2012年~ 立正大学心理学部専任講師
大野陽子:2005年 文教大学大学院人間科学研究科臨床心理学専攻修士課程修了
現在 社会福祉法人城山学園心理療法士,千葉県スクールカウンセラー

内容説明

長年、バウムテストを使用し、研究してきた著者による手引書。いままで、バウムテストの実施方法、サインの読み方には統一されたものがなく、検査者が独自に実施・判断していくしかなかったのだが、それを可能な限り統合し、著者のいままでの経験を含めて説いたものが本書である。肝心な「サインの読み方」についても、検査者の主観を入れず客観的に判断できるよう、随所に検査者の心得がちりばめられている。さらに、サインを読んだ後、どのように心理査定の報告書を作成するか、またバウムテストを用いたカウンセリング(アートセラピー)にどのように利用できるかについても考察。巻末には、いままでのバウムテストのサイン対照表を掲載。

目次

第1章 バウムテストの実施方法
第2章 バウムテストの作業仮説
第3章 バウムテストの読み方
第4章 3枚法の読み方
第5章 2枚法の読み方
第6章 心理検査と治療的アプローチ
第7章 サイン一覧

著者等紹介

阿部惠一郎[アベケイイチロウ]
早稲田大学文学部フランス文学科卒業。慶應義塾大学大学院フランス文学専修中退。東京医科歯科大学医学部卒業。茨城県立友部病院、国立武蔵野学院、八王子刑務所、千葉刑務所を経て、創価大学教育学部教授・あべクリニック院長。2000年、人事院在外派遣研究員(フランスにおける薬物依存症者の治療処遇に関する研究)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆りはこ☆

6
三枚法の読み方にパターンがあるのは知らなかった。おもしろい2017/10/18

林克也

3
かつて自分がバウムテストを受けたとき、心療内科の医師は、「次の診察時にこの紙に木の絵を描いて持ってくること」と言いました。この本にあるように、描画時間の計測とか、描くときの様子を観察するとかは、当然できませんが、それでも診断の結果は出ました・・・・・・。さて、この本を読んで、絵の解釈の仕方に納得する部分と、人の心をこういうものを介して読むこと(読めるとすること)の違和感とですっきりしませんが、人の心は他者には簡単に解らない方が世界は面白くなるよな、と思います。2013/10/25

海星梨

2
先人のまとめなのか、筆者が勧めている方法なのかが判然とせず、あまりよくない。性器を探せとまず教えるそうだが、例示されている画(写しである程度いじっているらしい)でどこをさしているのかわからず、かなり引いた。巻末が本番な本で、サイン一覧やチャートは重宝しそうだが、とはいえ本格的な実践者になる場合、己で実用的な一覧やチャートの制作を試みるべきである。2019/02/05

ひろか

2
買って正解。読みこなすのは容易でないが、バイブル的にも使えそうである。2013/10/25

たかね@心理学

1
バウムテストの用具(用紙、筆記具)から教示、読み取り方、記録まで。コッホ、ストラ、ボーランダー、カスティーラの4名を軸に、時に他の分析家を出しつつそれぞれの考えについて図とともに具体的に述べられている。われわれが検査をする際、多くはこれら先人の解釈を参考とするが、彼らが解釈をした元となった根拠なども示されており、その人を信じる信じないという印象的な捉え方には陥らなかった。末部にはサイン一覧があり、それぞれのサインは誰々ではこの文献のこのページ、と5名について描画特徴から索引が引けるようになっている。2014/07/14

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