祥伝社文庫
追善―密命・死の舞

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 348p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784396332556
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

旗本屋敷に火付けが続発、南町奉行大岡忠相より金杉惣三郎に探索の密命が下った。炎上した二千五百石能勢家では親子が刺殺体で発見され、その家督を相続したのは、なぜか縁もゆかりもない旗本の子息。同じ事態がが相次ぎ、不気味な闇が江戸を覆いつくす!一方、回国修行中の清之助は柳生の庄へ。その後を追うかの如く付き従う伊勢参りの女旅人の正体とは…。

著者等紹介

佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年、北九州市生まれ。闘牛カメラマンとして海外で活躍後、国際的スケールの作品を次々と発表する。99年に初の時代小説『密命―見参!寒月霞斬り』(祥伝社文庫)を発表、迫力ある剣戟シーンと人情味あふれる庶民を描いて一躍人気作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

112
この巻では、鹿島の剣豪の1周忌が行われます。其れをメインにしつつ、江戸での旗本屋敷の火付で、家督を相続するのに老中が絡み金が動きます。まあよく佐伯さんはこのような犯罪を考え付きますね。最後は相も変わらず強い主人公の剣で胸がすくような解決をしてくれます。2017/06/05

ともくん

36
火事騒ぎに乗じ、旗本家の当主嫡男を殺害。 別の旗本家から横滑りして家を継ぐ。 巧妙に仕掛けられた罠。 金杉惣三郎がまたしても、争いに巻き込まれる。 その時、清之助は古都奈良で、尾張柳生の刺客と対峙していた。2023/06/03

tengen

31
老師・米津寛兵衛没後一年。鹿島へ追悼に赴く惣三郎。江戸では旗本屋敷を狙った付け火が頻発。被害にあった多くの当主や跡継ぎが殺害され他家からの養子がその跡目を継いでいた。何ゆえの陰謀か?そして今度は上から町方へ探索取りやめのお達しが下る。上とは誰の圧力なのか。一方、紀州から伊勢に廻った清之助は米津寛兵衛追悼のために奈良へ向かう。追善の参篭続ける清之助にまたもや刺客が迫る。尾張柳生下士の柳生小助とお円の父娘。片や惣三郎は旗本家跡目相続請負人と嘯く悪党と甘い汁を吸う御目付評定番・五味対馬守義春を成敗する。2023/06/08

藤枝梅安

28
石見道場の主、石見銕太郎は前年なくなった恩師・米津寛兵衛の追善供養を考えていた。惣三郎もこれに協力し、総勢20名を超える一行が鹿島を目指すこととなった。石見や惣三郎が鹿島に滞在中、江戸では旗本屋敷に火をつけ、主とその息子を斬殺する事件が続発する。廃絶の憂き目を見るはずの旗本屋敷に縁もゆかりもない武士が入りこれを相続するという事例が続く。不審を抱いた大岡は旗本監察は大目付の役目ながら、殺された町娘もいた事から探索を開始する。この事件には大きな裏が隠されていた。2010/12/17

ichi

26
【図書館本】やっと13巻まで読了。今回も武者修行中の清之助の話が主でした。尾張の刺客にまたまた襲われ、あっさりと倒してしまう清之助。父惣三郎をだいぶ越した腕前とみました。いつになったら江戸に帰ってくるのか?いささかマンネリ化です。2014/12/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/567633
  • ご注意事項

最近チェックした商品