祥伝社文庫<br> Vヴィレッジの殺人

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祥伝社文庫
Vヴィレッジの殺人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 156p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784396328924
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

山梨県自治郡V村。そこは、非公式に政府が公認する吸血鬼村で、密かに侵入しようとする者が後を絶たない。自殺志願者や永遠の命を欲する者など、実にさまざま。V村出身の探偵・メグは、美貌の青年捜しを依頼されそこへ向かった。だが、吸血鬼村にはあり得ない、十字架が突き刺さった他殺体に遭遇する!不可能だらけの謎に挑む女吸血鬼探偵の名推理とは。

著者等紹介

柴田よしき[シバタヨシキ]
1959年、東京生まれ。95年に、『RIKO‐女神の永遠』で第十五回横溝正史賞を受賞し作家デビュー。以降、エネルギッシュに作品を発表し続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

77
【Vビレッジ シリーズ】第1弾。山梨県のとある山奥に、実は自治郡V村が存在する。今回も主人公の探偵メグの事務所には、Vビレッジに入って自殺をしようとしているらしい息子を助け出して欲しいと、父親である依頼者が訪れる。自治管理地区内への無許可侵入は、かなり重い刑罰となる為に警察には相談出来ないのだ。このV、ヴァンパイアのVであり、探偵のメグも勿論吸血鬼である、いいですね赤川次郎氏を思い出すこの設定。ミステリとしてはライトな謎解きでもうひとつの感じだが、矛盾は在るものの構成とキャラの面白さでさらりと読めて良い。2021/02/09

papako

68
やっぱり読んでた!なのに読んだか読んでないかも思い出せないまま。なんとなくこの世界観読んだ?とか思いながら。結果は短いながら楽しめます。日本にヴァンパイアがいて、隠れ里のように隔離された村に住んでいる。その村で不可能犯罪がおきた?どうやって?被害者は誰?など、本格的な推理もの。250年前がついこないだってのがみそですね。2020/07/03

coco夏ko10角

27
吸血鬼たちが住む村での事件、推理の流れや登場人物たちの感覚がこの設定ならではのミステリーで面白い。この設定でもっと話つくれそうな…と思ったら続編があるのね。今度読もう。2020/10/15

うさっち

16
続編の「クリスマスローズ」を先に読んでしまったので前作はどんなものかと手に取ってみました。吸血鬼が暮らす自治区ではニンニク抜きではあるけれど餃子が人気とかクスっと笑えてサラっと読めるので楽しめた。2019/01/23

空猫

14
吸血鬼の自治区があり,元村人の女探偵(現在もヴァンパイア)がそこへ失踪人探しに行き,殺人事件に遭遇する話。吸血鬼の基本設定は普通だが,人間と暮らすうちにニンニクや太陽,十字架に対する耐性が少しずつ向上とか,寿命が長いので怠けがちとか,祖である伯爵が不注意な人だから全体的にズボラで間抜けだとか追加設定がひどい。そして,その割に金儲けは上手で,高度なシステムを持つ村を治めているとか,ライトノベルに位置づけてもかなり矛盾の多い雑な小説。また恋愛がらみの話は吸血鬼である必要がないし,でも吸血鬼でないなら平凡。2016/01/30

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