内容説明
「家の中に変な男が棲んでるのよ!」念願のマイホームに入居して早々、妻が訴えた。そんなバカな。仕事、仕事でほとんど家にいないおれにあてつけるとは!そんなある夜、洗面所で歯を磨いている男を見た。さらに、妻と子がその男と談笑している一家団欒のような光景を!注目の異才が現代ニッポンを風刺とユーモアを交えて看破する、“とんでも新奇想”小説。
著者等紹介
原宏一[ハラコウイチ]
1954年、長野県に生まれ、茨城県水戸で育つ。現在千葉県在住。著書に『かつどん協議会』『こたつ』『姥捨てバス』『極楽カンパニー』などがある。最新作は『ムボガ』。本書は、現代日本に生きる会社人間・サラリーマンの姿を、鋭い風刺と諧謔で描き、読書界の話題を呼んだ。人気テレビ番組「ほんパラ関口堂書店」(テレビ朝日系)でも絶賛される
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
小梅
118
短編集。ちょっと現実ではありえないけど、おもしろかったです。2019/01/19
Shinji
118
初読みの原宏一さんですが納得の面白さでした。帯から言うともっと爆発的な面白さを想像していましたがかなりの社会風刺作品なんですね。往々にして仕事に重きを置くばかりに家族や幸せを失う事がフューチャーされますが、私個人的には仕事というものは生活の基盤だと思ってますので家族の中心にあってもいいと思ってますよ。まあ、この短編たちの様になる迄放って置くのはどうかと思いますが... 人には相性と適性があって家族ってコミュニティを求めるものですね。考えさせられる一冊でした。2017/02/25
スエ
116
床下に仙人?千人じゃ無くて?百人でも無くて?!(イナバ物置かッ)何とも風変わりな、狐につままれたような?5編の短編集。物置の他には……じゃ無かった!床下ね、床下ッ!!「てんぷら社員」こちらはカラリと揚がったえび天を思わせますねぇ。ええ。サクッとね(パクッ)「派遣社長」社長が派遣でも良いなら、うちの夫も派遣にしてッ!私が面接するからッ!!(この言いぐさ)ふぅ。まあ、その、ね。まとめるとね。一条の光が見えるような見えないような一冊ですねっ(無理矢理まとめた)2021/07/22
紫綺
105
単行本にて読了。笑ってしまう面白さだが、実際だったらゾッとする。2014/06/28
ふじさん
98
表題作「床下仙人」は、新興住宅団地に手頃な一戸建て買った夫が主人公。過酷な勤務と長い通勤時間で疲れ果て家族との触れ合う時間も取れず、夫婦関係に亀裂が生まれる。そんな中、ある日床下に住む男と妻と息子が談笑している一家団欒の光景を目にする。家族崩壊の危機が。他の作品も、不況、リストラ、家庭不和等、現代日本の会社人間が抱える悩みを、風刺とユーモアみちた奇想天外な筋立て。ここに描かれた現状は、日本の社会構造が諸悪の根源だと言いつつ、その理屈づけが間違いではないかと、読み終えた後でに気づかせてくれる内容だ。 2021/04/15
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